第13話:王女様
私は車の中で
「何故君達は機動隊がいたのに生きてたの?」と聞きます。すると藤田が急に
「おい止めてくれ。」といいました。私は気になって
「何故。」と聞きます。
「こいつら様子が変だ。」と言います。
車を止めて2人を下ろす。エリカがすわっていたシートを見るとシートが赤くなっていました。絵の具ではない。2人の携帯を取り出してライフをみますと。
「「あと10%しかない」」
エリカは撃たれていた。でも撃たれているところは1箇所しかない。しかもライフが地味に減っていく。
おかしい。まさか。私はエリカの両方の靴を脱がす。やっぱりか
両足の膝から下がありませんでした。
「おいそっちはどうだ。」藤田に聞きます。
「大丈夫だ。こっちは急所に撃たれてない上、太ももを貫通しているだけだ。」藤田が答えます。
「違う。ライフの減りは!」
「地味に減ってる。おかしい。」
藤田がハイヒールを脱がす。みると両足の指がありませんでした。
「たしか、欠損ペナルティの説明は・・・」
「「欠損した箇所はこれから生き返るまでそのまま!」」
とりあえず私達は2人の止血をした。そして回復を打つ。エリカの靴の中を見てみると泥が入っていて泥が赤かった。エリカが目を覚まします。
「おいどういう事なんだ。教えろ!」私が言います。
「ばれちゃったか。じゃあ一部始終せつめいするわ。」
エリカが言うにはエリカたちがいてたところにあの機動隊たちが来た。そして弾等をよこせといった。でもいやと答えた。そのやり取りをしている間に私達が来るのが見えたので助けを呼ばないで死んでくれるように部屋に連れられエリカは膝から下を切り落とされ、藤田の奥さんは普通の人だから指を切り落として置いたら死んでくれるだろうってことでそうなった。そうしてそいつらがドアを閉めた。でもノブがわざと一番上にあったのでこのままではあけられないのであの軍靴に泥を入れてその中に足を突っ込んで紐を締めたらしい。奥さんの方は何とか歩けたらしい。そして私達の前に現れたと。
だからか。おかしいと思った。軍靴の方が足を引きずってた感があったから。そしてエリカの背が縮んだように見えたのも、軍靴が股上まであったのも。
「もう心配しなくていい。俺達が守る。」
「ねぇ。川西君。私ずっと君ことが好きだった。だから、結婚して。」エリカが言います。
「はい、分かりました。」私が言います。
「で、はい、義足、プレゼント。」エリカに渡す。
「はは。義足生活なんだね。この世界が終わるまでは。」エリカが言います。
「そうなんだ。」私が顔を曇らせて言います。
「はは。でも頑張るよ。鋭ちゃん。」エリカが言います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー1時間後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やった。歩けた」エリカが言います。
エリカはこの1時間義足で歩く練習をしていました。そしてできたのでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー3日後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この三日間誰も戦いに来なかった。この三日間エリカもこけませんでした。
スキャンが始まりました。一気に15チーム集まっています。家の前に。
エリカが言います。
「鋭ちゃんあきらめないで。私がついてるから。」
エリカは15チームの前に出たと思うと。一気に3チーム殺し、刀で3チーム。人も集まってきた。
私はもう終わったと思いました。
「ねぇ。軍靴もっといて。」エリカが言います。
「わかった。」私が言います。
そして1秒後前を見るとエリカは軍靴だけになりました。空中で4チーム撃った後3チーム義足でけり死亡させ、最後のチームには自分の義足を取って殴って死亡させました。そして彼女が降りてきます。私は彼女をキャッチし、座らせました。そして彼女の手から彼女の義足をとって私が彼女の足にはめて軍靴も履かせました。
「もー。君は無茶するんだから。全く。」私が言います。
この事件から後にエリカは「義足の絶対王女」と呼ばれるようになります。
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