第32話 初めてのキス 😚➰💕

 つぐんだ口がボクの唇に触れた。

 

 あ、あァ~ー。

 何て、柔らかな唇なンだ。

 これが、ボクにとって生まれて初めてのキスだ。


「ゥ…ン、ふゥ…」

 アリスの可愛い喘ぐような鼻息が漏れた。

 チロチロと口移しに水が注がれてきた。

 少しぬるくなったが、口の中に広がっていった。

 ただの水が、これほど美味しく感じた事はない。


「ァ…ッ、ゴク…ッゴクッ」

 干上がった咽喉ノドを潤してくれた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る