辞世の句

アキタタクト

辞世の句

僕は疲れた。

一足先に天上の園へ向かうとする。

愛しい君よ、僕の女神よ。

僕の頭をもう一度撫でてくれないだろうか。

それだけで僕は、不満だらけの人生に納得することができる。

ただ頭を撫でるだけでいい。

僕はそれ以上何も望まない。

君の愛を受けられるなら、本能の欲求だって霞んでしまう。

僕の女神よ、叶うならばどうか。

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辞世の句 アキタタクト @AkitaTakuto

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