第96話

キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴ると同時に担任が入ってきた。



「お、話の続きは、昼休みにしようぜ」


「うん」



そして、昼休み。



「さて、屋上に行こうぜ?」


「うん」



僕は、鞄からパンを取り出すと池宮君の後をついて行き、屋上に向かった。


屋上に着くと、みさき先輩が一人で待っていた。



「ん?

 この匂いは、彼方君かにゃん?」


「そうだよー」


「もう一人は、池宮君?」


「あれ?

 俺には『にゃん』は、ないんですか?」


「『にゃん』は、彼方君専用なんだにゃん」


「なんか、楽しそうなプレイですね」


「プレイだなんて、池宮君のエッチ」

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