第31話
「あ……
またこのないだの人?」
また、あの人だ。
今日は、来ないと思ったのに……
俺は、静かにその場を去った。
教室に向かうと僕の机の上に花瓶が置かれていた。
ひまわりが一輪。
この季節なのに、どっから持ってきたのだろう……?
まぁ、そんな事は、どうでもいい。
これは、ただの痛がらせかな?
でも、普通嫌がらせをするのなら菊だよね。
ひまわりかぁ……
昼休み中に用意したのかな?
まぁ、いいや……
僕は、その花瓶を教卓の上に置くと机の上に頭を乗せて寝るふりをした。
これが一番僕には向いている。
「日向、起きろ。
授業だぞ」
気がつくと、池宮君が僕の席の前に座っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます