4.女神
消えていった君を女神にかえて
僕は僕の慰安を図った
君が見ない僕の世界は
灰色 味気ない
僕が見る世界に君が
いないと 景色に焦点は定まらない
消えていった君を女神にかえて
僕の視界を祝福すれば
まだ生きられると思えた
女神になった君の顔を忘れても
景色のなかで動く歯車 君の感性
おかしいな
どうして またさびしいと思ったの
おかしいな
また景色 滲んでいく
メカ化した女神の君を
壊してくれる君がいないよ
僕のための君は君じゃない
君じゃない
いつだって僕の夜空に
言葉で星を作ってくれたよ
星を繋いで名付ける僕に
新しい星座を教えてくれたよ
くっついたり離れたり
入ってきたり入っていったり
しあって僕らは僕らの夜空を
それぞれに見ていたよ
消えろよ女神 君じゃない君
僕は僕の夜空を支える柱である君じゃなく
次の夜明けや次の日暮れを招いてくれる
君に会いたい
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