2018-08-17 混沌とした記憶
@zennnohasu
混沌とした記憶
頭「
「こ、ここはどこだというの……」
絶望した顔で女が呟いた。
ついさっきまで見知った土地のはずだった。
だがほんの数秒スマホに目をやった間に景色が様変わりしていたらしい。気づいた時には見覚えのない場所に来てしまっていた。
あたりを見回す。
周囲にあるのはどこにでもありそうな街並みだ。だが、微妙に見覚えがない。知っている場所じゃない!
焦ってスマホを操作し現在地を確認する。
「何よこれ……!」
だが、スマホはまるで当然のように知った土地をさしている。現在地と地図上の位置があっていないように見えた。
「こ、こんなことって……!」
最新の地図アプリに見放され、通りがかる人の影もなし。
さらに悪いことに、周囲を確認するためにきょろきょろと見まわしたせいで、どちらからきたのかすらも分からない。
焦る頭では解決策が浮かばない。だからといって、やみくもに歩いても無駄に体力を消費するだけだ。
(どうしたら……!)
女はスマホを握りしめ、ただ立ち尽くすしかなかった。
」
手「次回予告
【事前に地図アプリの見方を予習して、かつ歩きスマホさえしなければ迷わなかったんじゃないかなと警察に起こられる】です」
頭「うんホラー感全部どっかいっちゃったね」
2018-08-17 混沌とした記憶 @zennnohasu
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