第2話  天使ちゃん

 天使ちゃんは宣言した事を守り、たくさん良い事をして生きていました。

 道に迷っている人を案内してあげたり、食べ物がない人に食べ物を分けてあげたり、捨てられている動物を助けたり、とにかく考え付く限りの良い事をしました。

 すると女の子の体に異変が起こったのです。

 髪の毛は今にも輝きそうな黄金の髪の毛になり、頭上には宝石のようなリングが浮きました、瞳は少しの濁りの無い青空のように澄んだ、見るからに優しい瞳に、そして背中には見事なまでに美しく神々しい羽ができたのでした。

 その後も天使ちゃんは変わらず良い事だけをして生きていました。そして天使ちゃんの周りにはいつもたくさんの人達がいて、愛されていました。

「そういえば、悪魔くんは今頃どうしてるかしら?」

 天使ちゃんは気になりました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る