ふたりだけの話
つきがせ
二人だけ
魔法のような話、作り話、お伽話、幻の話、内緒の話。
嘘のようで幸せのような辛いような事も甘くて苦い思いも詰め込んだ話を気ままに書いていくだろう私の話しだ。
『一人の約束』
夜のベッドの上、絵本を一人で読んでいた。
いつもなら本を読む夜、今日は読む気もなくなった。星を見るたび君に見えて、自然に涙が溢れ出す。涙が頰を伝い、外では夜空と三日月が光る。見上げれば星が降りそうなくらい星が光っていた。夜風が涼しい夏。
君はいなくなった。
昨日のまでは幸せだった。今日は寝付けない。君がいないから。君が見えなくなったから。
「これも運命」
君ならそう言って受け入れる女の子なんだろうと僕は思う。だが、僕は信じたくもない運命だ。
僕のたった一人の友達をなくしたのだから。
君の運命と僕の運命を変えられたならば、君はあのトラックに轢かれなかったはずだ。
君にだけは生きて欲しかった。
約束の場所には君は現れなかった。現れるはずもないのに。僕は愚か者だから、こうして君を現れることを望む。
僕の夏は、また
「ひとりぼっち」
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