第5話 なんか悔しい
「なぁ細道、お前の将来の夢って何?」
「ん? そうだなぁ、あまり考えたことはないけど、性格的に批評家や評論家に向いてるんじゃないかなって思うよ」
「ほぉ……」
「何だい、納得いかない顔をして」
「いや、それってどんな職業なんだよ」
「知らないのかい? まぁ簡単に言うと、世間で起こった事件や事故、政治や経済について、自分なりの考え方や見方を述べたり、物事の行く先を考えたりする人かなぁ」
「ほぉほぉ…」
「何だよ、まだわかんないの?」
「いや、うちのかーちゃんもテレビ見ながらそんな事してるなーって思って」
「なっ!?」
「なんか違うのか?」
「い、いや 違わないんだけど…… 何だろう、なんかすごい悔しい!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます