【映画】『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』地上波放送。実は見たことなかったけどちゃんと見たら面白かった

2021年5月8日





 5月7日(金)に劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が公開される(新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴い公開日を5月21日に延期)に関連して、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』がゴールデンウィーク中に地上波放送されました。


 今度公開する『閃光のハサウェイ』は映画『逆襲のシャア』の正統な続編とのことで(原作小説『閃光のハサウェイ』は小説『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の続編であり、映画『逆襲のシャア』の続編ではない)、その事前知識というか予習的な意味も込めての逆シャア地上波放送ということかと。



 で、実は自分、お恥ずかしながら『逆襲のシャア』見たことないんですよね。


 ということでせっかくの機会なので地上波放送を録画してゆっくり鑑賞しました。







 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』


  公式ページ:http://www.gundam-cca.net/


  あらすじ(公式ページより転載)

 宇宙世紀0093年。シャア・アズナブルは新生ネオ・ジオン軍を率い、自らが総帥となって地球連邦政府対して再び戦いを挑んで来た。シャアは地球の重力に縛られ自己中心的な支配を続ける人類を粛正するために、地上に隕石を落下させることで地球を居住不能な星にするための作戦を展開。その暴挙を阻止するためにブライトやアムロが所属する地球連邦軍のロンド・ベル隊が出撃するも、小惑星5thルナの落下を止めることはできなかった。シャアは次の作戦に向け、かつてのネオ・ジオンの本拠地であったアクシズの奪還とルナツーに貯蔵された核ミサイルの奪取を目論む。そして、作戦遂行に向けた見せかけの和平交渉のために、地球連邦政府との交渉の場となるサイド1のコロニー、ロンデニオンへと向かうのだった。一方アムロも、自身が開発に参加したνガンダムをアナハイムの工場で受け取り、その後和平交渉が行われるロンデニオンに到着していた。ロンデニオンで連邦政府参事官の娘クェスと、ブライトの息子であるハサウェイに出会ったアムロは、コロニー内での休養中に、偶然にも和平交渉を終えたシャアと遭遇してしまう。そして、シャアの言葉に動かされたクェスは、彼と共にアムロのもとを去っていくのだった。シャアは、ロンデニオンで連邦政府と交わした和平交渉を利用し、武装解除に見せかけたルナツーへの攻撃と、アクシズを強奪する作戦を実行。ネオ・ジオン艦隊は、ルナツーへ壊滅的な打撃を与え核兵器の奪取に成功し、さらにシャア自身もアクシズを守る部隊を殲滅。目的どおり、核兵器とアクシズを手中に収めた。第2の隕石としてアクシズを地球へ落とそうとするシャア。それを阻止すべく行動を開始するアムロとブライトが率いるロンド・ベル隊。地球の命運をかけて、二人のニュータイプ同士による最後の戦いが幕を開ける!







『逆襲のシャア』については全く知らないわけではなく、ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』で得た知識があるといった程度。しかもゲームそのものをプレイしたわけではなく、子供の頃に兄弟がプレイしているのを横から眺めていただけ。というか『GジェネF』の影響でガンダムに興味を抱いたので、それ以前のガンダム作品は正直なところ『GジェネF』の知識しかない(もちろん『閃光のハサウェイ』も)。


 あとは動画サイトなどに転がっている切り抜き動画を何個か見たことがある程度ですかね。


 そのため『逆襲のシャア』については「シャアがアクシズ落としするやつでしょ?」くらいの認識でした。あとは「νガンダムは伊達じゃない」とか「邪気が来た」などの台詞をいくつか知っているくらい。






 という感じでなんとなくのノリを知っている(つもり)上で録画した『逆襲のシャア』を見たわけですが、やっぱガンダムって面白いですね!



 とくに今回見た『逆襲のシャア』は、ホント映画なんだなって感じました。いえ劇場作品なのですから映画であるのは当たり前なのですが、アニメーションを超えた映像作品だと痛感しました。……いやまあアニメーションはアニメーションなのですけどね。


 2時間の尺に収められたストーリーに、画的にも見応えのあるシーンが多く、なにより感動させる演出の数々など、本当に「映画」を意識して作られたアニメーション作品なんだと思いました。


 とくにね、戦闘シーン。MSや戦艦などの動かし方もそうですしファンネルの描写、交戦での戦況の動き方など、センスの塊で驚きましたね。いやアムロとシャアの一騎打ちしながらフィンファンネルとファンネルも一騎打ちって、見応え抜群でしょ。


 あとストーリーに関しても「アクシズ落としする話」くらいにしか事前知識なかったのですが、そのアクシズ落としに至る背景や経緯、そしてそれらから発展する政治的なドラマなども描かれ、意外にも複雑な話であることをはじめて知りました。このあたりもガンダム作品以上にSF作品らしさというのを感じましたね。



 なんでしょう、アニメーションであることを超え、あまつさえガンダム作品であることも超えた、単体でも成立する立派な映画作品という感想です。ホント「『逆シャア』スゲェ……」って感じの小並感な感想しか出てこないです。やっぱ名作は違いますね。



 今回の地上波放送で断片的でかつ割愛的だった『逆襲のシャア』をちゃんと鑑賞できてとても楽しめました。できれば劇場で見たかったくらいですね。





 そんなこんなで映画『逆襲のシャア』の続編にあたる『閃光のハサウェイ』の公開が迫っていますが、……緊急事態宣言延長されましたね。果たして映画館どうなるのか、『閃光のハサウェイ』どうなることやら、いろいろと思うところがありますね。




 ホント、どうなるんでしょう。とりあえず『逆襲のシャア』面白かったです。





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