【アニメ】2021年冬の新アニメ、第1話を視聴した感想 Part2

2021年1月9日





 引き続き新アニメの第一話感想。


 一応おさらい。




 ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。



 あと、個人的な期待度みたいなものを表記していきます。


 ◎:期待(大)次週も楽しみな作品。

 〇:期待(並)とりあえず面白そうだから見続ける。

 △:期待(小)もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。

 ×:期待(無)多分2話は視聴しないと思われる。









『天地創造デザイン部』


・公式ページ:https://tendebu.jp/


・あらすじ

 天地創造社に入社したばかりの新人天使の下田。神様からの連絡役としてデザイン部へ挨拶に行くと、ちょうど会議が開かれていた。神様からのオーダーは「すっごい高いところの葉っぱが食べられる動物」。早速アイデアを出し合うデザイナーたちだが……。



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

 教育アニメかな? 取り上げた動物の実写解説が間に挟まっていて、このあたりはまるで『けものフレンズ』のような感覚になりました。基本コメディ作品なのですが、一方で動物の生態を忠実にネタとしているせいか、メジャーな動物や詳しい動物だとさして目新しさが感じられないです。というかコメディ要素も特別刺さらなかったので30分退屈でした。多分もっと遅い深夜時間帯に放送していたら寝落ちしてたと思うほど。なんでしょう、もっと誰も知らないようなマニアックな動物が登場してくればうんちく的に楽しめたかもしれませんね。これ、HNKのEテレでやりましょうよ。



・期待度:×










『2.43 清陰高校男子バレー部』


・公式ページ:https://243anime.com/


・あらすじ

 幼なじみの灰島公誓が福井に戻ってくると知り、浮かれていた黒羽祐仁。久しぶりに再会した灰島のストレートな物言いに面食らうが、バレーに打ち込む彼の姿を目にして、思わず灰島に声をかけ──。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 まあ題材が題材故にどうしても『ハイキュー』の二番煎じ感は否めませんが、『ハイキュー』は少年漫画らしい熱さがある一方こちらはドロッとしたシリアス成分が強めな印象。よくも悪くも文芸よりなハイキュー、って感じでした(原作が小説とのことで当たり前といえば当たり前)。以前放送していた『星合の空』をバレーボールでやってみた感じの不穏さもあるといったところ。バレーボール描写はとてもいいと思いますが、しかしキャラ設定とか人間関係といったところで妙にホモホモしい描写になっているので、『ハイキュー』と違って見る人を選ぶタイプの作品だと感じました。つまらないわけではなくむしろ人物のドラマ性がしっかりしていて面白いのですが、キャラに慣れるかどうかで視聴するかどうか決まりそうです。とりあえずしばらく様子見。



・期待度:△










『弱キャラ友崎くん』


・公式ページ:http://tomozaki-koushiki.com/


・あらすじ

 友崎文也は弱キャラである。陰キャで彼女はおろか友達もいない。そんな友崎のもう一つの名は「nanashi」。大人気ゲーム「アタファミ」でのハンドルネームで、日本最高のプレイヤーとして賞賛されていた。リア充でクラスの中心人物、中村修二も、アタファミに関してだけは友崎に遠く及ばない。そんなある日、友崎はネット上で「NONAME」というプレイヤーに挑まれる。nanashi相手に善戦するNONAME。ライバルの登場に心躍らせる友崎だが、「オフ会しませんか?」というNONAMEからのメッセージに困惑する。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ、ラブコメ


・感想

 去年読んだガガガ文庫のラノベ『千歳くんはラムネ瓶のなか』とは真逆な感じで、陽キャ側の青春ラブコメだった『千歳くん』とは違い、こちらは陰キャ視点での青春ラブコメといったところですかね。陰キャといっても同じガガガ文庫の『俺ガイル』の主人公を根暗オタクにしたテイストでもあるかも。でもなんとなくガガガ文庫の青春ラブコメらしいなと思いました。10年代前半の『俺ガイル』に、20年前後の『友崎くん』で、多分そのあと20年代前半に『千歳くん』が続く、みたいなレーベルの新陳代謝というべきか。アニメ第一話としては物語の方向性はしっかりしているもののそんなに印象的なエピソードでもなかったです。でも、『俺ガイル』もそうですし『千歳くん』も独自の哲学みたいなメッセージ性があって、さらにこの『友崎くん』だってアニメ公式サイトに「人生攻略論」と言い切ってしまっているので、この作品でもそういった独自の哲学要素を期待してみたいですね。



・期待度:〇










『蜘蛛ですが、なにか?』


・公式ページ:https://kumo-anime.com/


・あらすじ

 目を覚ますと蜘蛛に転生していた「私」。生まれてすぐ同種の共食いに巻き込まれ、さらには母蜘蛛にまで命を狙われるって無理ゲーすぎる!メンタル最強女子高生(?)の異世界サバイバル開幕!



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

『転スラ』ですか? あと要素としては『ありふれ』もありそう。何といいますか、メインが蜘蛛になった主人公パートなので、ほぼほぼ一人芝居。声優さんも演技大変ですけどなんか楽しそう。個人的にいえば蜘手デフォルメ化されているとはいえ、卵とか蜘蛛とかが密集している絵面はちょっとキツイっスね(虫嫌い)。まあ所謂なろう系で自分の好みではないのですけど、なろう独特の中毒性にハマれば面白いと感じてくるのかもしれませんね。しばらくは様子見で。



・期待度:△










『バック・アロウ』


・公式ページ:https://back-arrow.com/


・あらすじ

 巨大な壁に囲まれた大地・リンガリンド。ある日、イキの国の僻地・エッジャ村にラクホウが落ちてくる。お宝に期待する村人達だったが、なんとその中には全裸の男が入っていた。その男は記憶を失っているが「自分は壁の外から来た」ことだけはわかるという。壁の外に帰ろうとする男だが、その時、ラクホウ目当ての賞金稼ぎがブライハイトで村に襲いかかってきた。パンツを貸してくれたアタリーへの恩を返すべくバインドワッパーを装着した男は、信念を持たずにブライハイトを操ってみせる。

何もかもが常識外の男に、村人たちはただただ驚くのだった。



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー、SF(?)


・感想

 最初「中華アニメかな?」と思ってしまったくらいに見慣れない作風でした。初回で基本的な世界観を理解できるような親切さがあり、またまだまだ二転三転しそうな設定の幅も感じられましたので、今後も盛り上がるポイントが多そうだなと思いました。ただよくも悪くも先が読めない作品ですよね。何といいますか、このままファンタジー系ロボットもので行くのか、それとも壁に囲まれた世界はあくまで箱庭的なもので外の世界はSF的な世界観になっているのか、そういったところが全然予想できないものですので、これからの放送で考察や伏線回収などで楽しめそうではありました。第一話の後半の熱い展開もよかったです。あと緑髪の女の子が可愛かったです!(重要)



・期待度:〇










『プレイタの傷』


・公式ページ:https://project-scard.com/news/anime0906/


・あらすじ

 荒ぶる神々を宿し、銃弾をも弾き返す力を与えるディヴァイン・タトゥー。捨てられた街、暁特区の不法 居住区B1<ビーワン>で逃がし屋を生業とする青年・ヤマトは、困っている人間を誰でも助ける男。 ある日、ヤマトは「暁の英雄」と呼ばれる男、『ケルベロス』のタトゥーの宿主<スカード>エイジと出会う。 一戦を交え意気投合する二人だが、特区外のマフィア・ダスクの陰謀により、戦いに巻き込まれてしまう…



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー


・感想

 さすがGoHandsなだけあって映像や音楽が素晴らしい。毎度のことながら中二設定と画のクオリティがいい具合に組み合わさっているのはもうたまらないですね。ただ『K』とか『ハンドシェイカー』のときもそうですけど、ストーリー構成であったり話そのものに難があったりする傾向があるので、この作品もどうなんでしょう? そういう不安はありますね。第一話に関してもスラム街的な無法地帯が舞台なのに人物たちは小綺麗な服着てるし住んでる部屋もなんかしゃれていて、いや金持ってるならもっといいところに住めばいいのにとツッコミたかったですけど、でもきっとそういうのは野暮なんでしょうね。GoHands作品なので映像美は期待しますが、ストーリーは……。



・期待度:〇










『俺だけ入れる隠しダンジョン』


・公式ページ:https://kakushidungeon-anime.jp/


・あらすじ

 上位貴族に就職先を奪われた貧乏貴族の三男ノル。英雄学校へ進学しようにも実力が足りない。スキル【大賢者】で能力を上げる方法を探ると、「隠しダンジョン」に辿り着く。



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

 おっぱい! いやー頭悪いアニメですね! なろう系なのは別にいいのですけど、ストーリーも設定も何もかもが中身ない。本当にストレスフリーで作品を通じてただただ気持ちよくなるだけでしかない。「低俗」というのはこういうことを言うんだろうと思いました。とはいえこのタイプの作品はクソアニメでも愛されるクソアニメといったところで、何も考えず頭空っぽにして視聴するのがベストかと。とりあえず今のところ巨乳幼馴染くらいしか見所ないですが、でもその巨乳幼馴染が強力なので見続けます。



・期待度:〇(クソアニメとして)











 という感じで、今回はここまで。次回も冬アニメ第一話の感想ですが、土日で多くの作品が放送されるので更新が早いかもしれません。次回もどうぞ。


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