2020年 春

【アニメ】2020年春の新アニメ、第1話を視聴した感想 Part1

2020年4月4日





 今回は2020年春アニメの新作をピックアップ。放送された第1話の感想を書いていきます。




 ここで感想を書くのは、事前情報ほぼなし、完全初見でクリーンな気持ちで見始めた作品に限ります。2期や3期などの続編もの、またはすでに原作の内容を知っているタイトルは除外します。



 あと、個人的な期待度みたいなものを表記していきます。


 ◎:期待(大)次週も楽しみな作品。

 〇:期待(並)とりあえず面白そうだから見続ける。

 △:期待(小)もしかしたら後々化けるかもしれないから様子見。

 ×:期待(無)多分2話は視聴しないと思われる。











『神之塔 -Tower of God-』


・公式ページ:https://tog-anime.com/


・あらすじ

 少女は、星が見たいと願った。少年は、彼女と一緒に居たいと願った。全てと引き換えにしてでも、望むものとは何か。生き残る力を持つ者だけが、塔の頂上でそれを手にする。



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

 作品のコンセプトは大体理解しましたが、世界観が謎過ぎてイマイチ入り込めませんでしたね。パッと見の作画やキャラデザは昔アニメ放送していた『新世界より』っぽさがりつつ、内容としては大昔ファミコンであった『ドルアーガの塔』を意識して、テイストとしては中華系みたいな感じの日本以外のアジア系の文化を纏っている、といった感じでしょうか。何と言いますか、初見ですと完全に視聴者置いてきぼり系の作品といったところ。ただ、普通の視聴者置いてきぼり系作品って割と画面の中だけ盛り上がっている感があり画にはなるのですが、このアニメに関しては画面の中もイマイチ盛り上がっていないので、本当に掴みどころがなくて楽しめませんでした。うん、これは見なかったことにしよう。


・期待度:×









『八男って、それはないでしょう!』


・公式ページ:http://hachinan-anime.com/


・あらすじ

 商社勤めのサラリーマン・一宮信吾がうたた寝から目覚めると、 見知らぬ世界でバウマイスター家という貴族の息子・ヴェンデリン(ヴェル)という名の 5歳児になっていた。 戸惑いつつも、一先ず貴族の息子であれば食べるに困らないと安心するが、 実は僻地の貧乏貴族の八男である事実を知り――。



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

 今期のなろう枠。うん……なろうですね。それ以上でもそれ以下でもない、紛れもないなろうだ……。アニメ第一話としてはこれといって盛り上がるポイントがなく、ツッコミどころ満載な設定などはまさになろう系といったところ。これ……『賢者の孫』や『デスマ』を超えるアニメになる予感がしますね。あとなんでOPがデーモン小暮閣下なんですか? OP合っていないような……。何がしたいんだろうこのアニメ? ひとまず第一話の段階では本当になんとも言えない展開ですので、もう何話か様子を見てみます。


・期待度:△








『球詠』


・公式ページ:https://tamayomi.com/


・あらすじ

 新越谷高校に入学した武田詠深は、隣の席で野球好きの川口芳乃、その双子の姉・息吹と仲良くなる。詠深が中学の時ピッチャーだったことを知り、芳乃はすぐに食いつくが、詠深自身は高校では野球から離れようとしていた。ところが入学式の後、幼馴染の山崎珠姫と再会。強豪チームの捕手だった珠姫とキャッチボールを始めると、やがて詠深は封印していた“あの球”を珠姫に投げ込む。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 美少女野球アニメですが、去年『八月のシンデレラナイン』(ハチナイ)が放送されていたので新鮮さはあまりなかったかと。キャラクターデザインや作画が……なんていいますか、豆腐みたいな絵でおそらく好みがわかれるかと思います。ですが一方で人物のバックグラウンドがしっかり描かれていますので、第一話でありながらキャラクターの掴みは抜群であり、ストーリーとしても見応えがありました。『ハチナイ』が作画以外は完璧だったので、このアニメも『ハチナイ』を超えられる作品になるかどうかが見所になるかも。まあ他作品との比較を抜きにしても、純粋に青春スポーツ作品として盛り上がってくれることを期待したいですね。あとちょっと百合要素を感じたのも密かなポイントです。


・期待度:〇








『かくしごと』


・公式ページ:https://kakushigoto-anime.com/


・あらすじ

 ちょっと下品な漫画を連載中の後藤可久士は、娘の後藤姫にバレるのを恐れ、「漫画家であること」を隠し続けていた。ある日、連載する「週刊少年マンガジン」の新しい担当編集者・十丸院五月から打ち合わせの連絡が入る。しかし、一向に十丸院は仕事場にあらわれない。なんと十丸院は間違えて自宅へ訪問していたのだった!?「姫が留守番している家に編集者が来たら、漫画家だとバレてしまう!」と、可久士は自宅めがけて飛び出していく。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 原作者が原作者ですし、主人公もcv神谷浩史と、完全に『さよなら絶望先生』でしたね。いやー面白い。ギャグのテンポもいいしなにより『絶望先生』のようなブラックな皮肉が効いていて30分笑いっぱなしでした。冒頭の印象から最初は「綺麗な『絶望先生』かな?」とは思いましたが、でもそんなことはなかったです。OP明けから正体を現した感じですね。でもオチとして冒頭のシーンに繋げることを考えると、やっぱり今回は綺麗系で攻めるのかしら? 綺麗な下ネタコメディ? まあともあれ久々の久米田作品ですので楽しみたいですね。


・期待度:◎








『新サクラ大戦 the Animation』


・公式ページ:https://sakura-taisen-theanimation.com


・あらすじ

 太正三十年―多くの客で賑わう大帝国劇場。帝国歌劇団の新作公演初日。楽屋には隊長代理としての初めての舞台を迎える天宮さくら、そして、東雲初穂、望月あざみ、アナスタシア・パルマ、クラリスの新生花組の4人の姿が。そこに神山誠十郎が帰国。その後ろには見知らぬ一人の少女の姿が…



・カクヨムでのジャンル:現代ファンタジー


・感想

 大正ロマン&スチームパンクでお馴染みの『サクラ大戦』。最近出た新作ゲームの方はプレイしていないので、新しい『サクラ大戦』は今回のアニメが初見になります。まあといっても結局は『サクラ大戦』なんですけどね。ゲーム未プレイアニメ初見として、割と見やすかった印象があります。こうしたゲーム原作アニメとかになると初見殺しになりがちですが、たとえ新作ゲームの方をプレイしていなくても、過去作など少しでも『サクラ大戦』を知っているのであれば全然内容把握できます。ただ新作ゲームの方は何やら酷評の噂を聞いていますので、アニメとして少々心配ですね。そのあたりどうやっていくのかに注目したいです。


・期待度:〇








『文豪とアルケミスト 〜審判ノ歯車〜』


・公式ページ:https://anime-bungo-alchemist.com/


・あらすじ

 文豪により綴られてきた数多の本。独創的な世界観や感情揺さぶる物語が記されたそれは文学として人々の心を彩り、世界を豊かにしてきた。しかし、そんな本を黒く染める異形のモノ達が現れる。それは、文学に対する負の感情から生まれた“侵蝕者”と呼ばれる存在だった。本を侵し、この世界から消し去ることを目的とする侵蝕者に対抗できるのは“アルケミスト”の力で転生を果たした文豪達のみ。文豪は侵蝕された本に潜り、侵蝕者を討ち果たすことで本を救う。全てはこの世界の文学を守るため。これは、魂を込めて作品を創ってきた者達が綴る、新たなる文豪譚——



・カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


・感想

『文豪ストレイドッグス』かと思いきや全くの別作品だった。まあでも同じ文豪ものだし……。内容としては『グリムノーツ』の文豪版で、「改変を阻止するぜ!」的なものでした。主に美男子しか登場しないため完全に女性向け作品であり、それ故自分の好みではなかったです。


・期待度:×








『LISTENERS リスナーズ』


・公式ページ:https://listeners.rocks/


・あらすじ

 スクラップの山に取り囲まれたリバチェスタの街で、ゴミ漁りをしながら暮らす少年・エコヲ。ある日、彼が掘り出したのは、腰にジャック穴のついた正体不明の少女だった。記憶がないという彼女を、家に連れて帰るエコヲ。しかしそんな彼の行動が、街を揺るがす騒動に広がっていってしまう。



・カクヨムでのジャンル:SFor現代ファンタジー


・感想

 結構面白かったです。こういう勢いで乗り切る感じるのロボットアニメ嫌いじゃないッス。イメージとしてはサーフィンではなく音楽になった『エウレカセブン』って感じですかね。まあ今のところ音楽というよりはただのアンプマニアのアニメになっていますけどね……。それでも主人公のロボにVOXアンプをチョイスしたのはいいですね~。チラッとマーシャルアンプも出てきましたので、ギターマニアにはたまらないロボットアニメに化けるかもしれません。第一話のお話としては超王道ボーイミーツガールであるため、世界観などの設定がわからなくてもストーリー的な掴みは抜群。第一話のオチから、これからロードムービー的な展開が期待できそうですね。ロボットでアンプ変形ものでさらにボーイミーツガールロードムービーという、ちょっといろいろな要素を詰め込み過ぎているものの、でもだからこそ得られる新鮮さが面白いといった感じかと思います。これは期待できそうです。


・期待度:〇







『波よ聞いてくれ』


・公式ページ:https://namiyo-anime.com/


・あらすじ

 舞台は北海道、札幌。スープカレー屋の店員・鼓田ミナレは、酒場で隣り合った男・麻藤に失恋話を打ち明けていた。翌日、仕事中にミナレが耳にしたのは、ラジオから流れる自分の声…!? 実はラジオ局のディレクターである麻藤は失恋話を密録し、生放送で流していたのだ。ラジオ局に駆けつけたミナレに麻藤は悪びれもなく告げる。「無音が3秒続けば放送事故だ。止めるからにはアンタが間を持たせるんだぜ?」──ぶっつけ本番、ミナレはマイクの前に立つ。



・カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


・感想

 内容は全然違いますけど、ノリというかテンションが『推しが武道館いってくれたら死ぬ』感があって面白いです。何といいますか『推し武道』のノリでお仕事ものをやっている感覚が近いかもしれません。まあ内容は全然違うのですけどね。30分まるまるノンストップで駆け抜けていくため途中で飽きることはなく、多分好みではなくでも見れちゃうタイプの良アニメかと思います。ただ、なんか第一話として終わり方がぶつ切り感があるというか、「ん? ここで一話終わるの?」みたいなエピローグなしの後味の悪さがあるのが気になりましたね。まあこれは第二話への引きとして期待することにしましょう。


・期待度:〇










 といった感じで、春アニメ第一話感想Part1でした。



 またある程度感想が書けましたら第二弾を公開します。





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