【ゲーム】『人類滅亡後のPinocchia(ピノキア)』を紹介。フリーゲームでこの濃さはヤバい!
2018年11月13日
……どうも。約二週間ぶりの更新です。
なぜこんなにも間があいてしまったのかというと、……単純だけど深い事情があったのです。
いや更新するていで某漫画や某映画などいくつか候補を決め、順に触れてきたのですが、なんと言いますか、書くほどの内容ではなかったのです。いやどの作品も面白かったですよ。でも、肩透かし感が否めなかったですね……。
そんなこんなで二週間。
それとは全く関係ないことですが、自分は気になったページはなんでもブックマークする癖がありまして、で、もう増えすぎてそろそろ整理しないとダメだなー、と思い整理し始めたときに、ブックマーク群からとあるフリーゲームと再会しました。「おお! これは面白かった!」という思い出はあったので、ネタにも困っているし今回はこれを紹介しようと思います。
ゲームのタイトルは『人類滅亡後のPinocchia(ピノキア)』です。
こちらRPGツクールで制作されたフリーゲームで、RPGアツマール(ニコニコ動画のサービスの一つ)で遊ぶことができます。
このゲームは確か今年の4月頃に、ニコニコ動画のニコ割(?)か何かで宣伝されていたのを気まぐれで覗いてみて、試しにやってみたところガッツリとハマってしまったものだったと記憶しています。
『人類滅亡後のPinocchia(ピノキア)』リンク
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm6329?key=5e9caa666838
あらすじとしましては、
主人公は、とある無人の施設でコールドスリープから目覚める。その施設を少女型アンドロイドと共に探索。途中別型アンドロイドの設計図や素材を回収して仲間を製造しながら、襲い掛かってくる自律兵器と戦闘していく。その最中、施設で一体何が起こったのか、主人公に秘められた謎とは何か、前へ進むたびに明らかになっていく……
って、ところですかね。あまりネタバレにならない程度に簡潔にまとめてみました。
このゲーム、基本はRPGです。探索して仲間と一緒に戦闘していくゲーム。難易度はやや高め。というより、ちゃんと考えて攻略しないとクリアできません。
RPGなのですが、このゲームは基本ザコ敵と戦闘しない方がいいです。物資がどんどん消費されていくだけですし、経験値はボス戦だけで十分です。装備を整えてしっかり戦略を立てればボスも撃破できます。……というより、負傷したアンドロイドは回復するよりジャンクにして作り直した方がコスパがいいので、レベル上げはほぼ無意味。とくに序盤から中盤まではアンドロイドの入れ替えが激しいので、経験値が必要ありません。
よって、物資とアンドロイドの温存が攻略の最優先事項であり、会敵したら即逃亡。逃亡に失敗し戦闘続行になったらリセット! この繰り返しでゲームを進めていくしかないです。レベル上げは……終盤辺りで必要になってきます。でも一気にレベルを上げるレアアイテムが製造できてしまうので、まあ、ホント、レベル上げは意味ないです。
……というか、ザコ敵と戦闘してたら割とガチですぐ全滅します。完全に逃げゲーと捉えてもらって構いません。
と、システム面はシビアな設定になっており、やり応えは充分です。
ですが! 個人的にこのゲームの推しの部分は別にあります。
このゲームには、本編中にテキストの収集があります。バイオ〇ザードやサイ〇ンみたいなホラーゲームに登場するアーカイブ的なものです。
このアーカイブの内容が、非常に濃いのです。
アーカイブの内容は、つまり作中の時間に至るまで何があったのかを記したもので、要は本編のバックグラウンドが描かれています。これらアーカイブは、ゲーム本編では時系列バラバラで入手していくため断片的なことしか把握できません。しかしラスボス手前でアーカイブがそろったタイミングで順番に読んでいくと、本編の裏の部分を知ることができます。
で、このアーカイブなんですが、小一時間ほど読み耽ってしまうほど面白いです!
ゲームの内容そのものがSFなのですが、アーカイブを読み込んでいくと、並みのSF小説やSF映画よりも
というかですね、個人的に、これ小説で読んでみたい! コールドスリープから目覚めた主人公が少女型アンドロイドをお供に過去の謎を解いていくサスペンスSFとして読みたいです。
アーカイブの内容としましては(ネタバレにならない程度に)、始めに世界が崩壊し、人類が生き残るために行動を起すものの、やがてディストピアになり、それも崩壊して再び終末を迎えるという、ポストアポカリプス→ディストピア→ポストアポカリプスという激動の流れ。そこに宇宙SFの要素や、哲学的なスパイスが含まれています。また大枠で見ていくとよくあるSFネタの繋げ合わせですが、しかし個々の設定を見ていくとオリジナリティを感じられる部分もあって、SFの読み物として非常に面白いです。……現に私は、「これは面白い!」と唸りました。もちろん所詮ゲームなので、細部まで詳細に描写されているわけではありませんが、しかしそれがかえって想像を掻き立てるような要素となっています。そういった意味で、読み込み要素はあると思います。
ああ……いっぱい語りたいけど、多分これ以上語ると盛大なネタバレになりかねない……。
このゲーム、フリーゲームであることもあり、総プレイ時間は短めです。初見では4時間程度、二周目や攻略wikiを見ながらなら2時間程度でクリアできると思います。なので、まあ、気になる方はゲームをしてくれとしか言えません。
自分はフリーゲームとか全然やらない方で、昔『ゆめにっき』や『青鬼』、『Ib』をやった程度(もしかしたら自分でプレイはしてなくて、実況動画を見ただけかもしれませんが)ですが、これは当たりのゲームではないでしょうか。素直に面白かったです。
と、こんな感じで、今回は短めですが作品紹介でした。
……ここ数年忙しくてまともにゲームができてないです。去年『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』を発売日に買ったものの、多分序盤で止まってます。いや、正直面倒くさくてだるいし……。なんかこう、2時間か3時間くらいでエンディングにいけるゲームとかないですかね? オススメあったたら教えてください。買ってプレイしますので。
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