第13話 美味しいダージリンティーの淹れ方
私は標高が低い地域の茶葉が持つ独特の甘みと渋みが好きなので、ダージリンティーはあまり飲みません。
ただ、何か気分を変えたいときや特別な時には、とっておきのダージリンを楽しむこともあります。
ダージリンの特徴は、淹れたときの淡い色と高貴な香り、マスカットを思わせる味でしょう。後味も他の追随を許さないものがあります。
ただ、良質の茶葉が非常に高価であるという問題があります。
他の紅茶と較べて四倍から十倍の値段がしますよね。
でも、ダージリンを飲むなら、ここでケチってはいけません。低価格帯のダージリンは、本来の風味や香りに大きく欠けます。
まさに安物買いの銭失い!
ダージリンを買うなら、清水の舞台から飛び降りるつもりで、最高級のものを買ってください。
最近は美味しくなったティーバッグですが、ダージリンだけは、そこに本来の味と香りを求めることはできません。
でも、高価すぎてどうも買う気がしない?
そんなあなたに、十分「元がとれる」ダージリンの淹れ方を紹介しましょう。
♤用意するもの
□ポット(透明なものがあれば、それを。なければ普通のものでよい)
□氷(キューブ状のもの。必ず新鮮なものを使う。古くなり臭いがついているものは避ける)
□ダージリンの茶葉(粉状のものは避ける)
□水(沸かすお水は、カルキ臭がなるべくしないものを)
♤手順
□1、ポットに茶葉を入れる。ケチらずやや多めに。
□2、熱湯をポットの容量四分の一ほどまで注ぐ。
□3、ポットに八分目まで氷を入れる。
□4、適当なところで、小さなグラスに注ぎ飲む。
4の「適当なところで」というのは、少なくとも五分以上かかります。後は少しずつ味見しながら、自分にとっての適当な時間を見つけてください。
氷は全て溶けていなくても大丈夫です。
二煎目以降は、残った氷の上からお湯を注いでください。
氷が少なくなったら、そのまま足します。
味は……飲んでからのお楽しみです。
きっと、いい意味で驚かれると思います。
この飲み方、六煎から七煎は楽しめます。
以前紹介した、行きつけの紅茶専門店で教えてもらった方法です。
お店の方、感謝感謝です。
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