俺が、推しと付き合える世界
天
第1話 失望の全握
俺は、高校1年でアイドルオタクの
平山 友樹 。周りの目は、あまり良いものじゃ無いけどアイドルが好きだ。
今日は待ちに待ったルーネの全握の日だ!
(全握とは、全国握手会の略である)
「お前、今回握手券何枚持ってるんだ?」
「4枚。お前は?」
「10枚!バイト代ほぼ消えたわw」
「マジかよw
今度、アルバム出るらしいぞ」
「マジかよ〜知らなかった...」
そんな、他愛無い会話をしていたら、目的地到着した。今日は、ライブも見ようと始発に乗った。いつも乗らない電車の中は、ドルオタばかりで会場に到着して早々みんなが、一気に走り出した。
「遅れないように走るぞ!」
「西野!お前は、陸上部で足早いけど帰宅部には、辛いって!」
「先行くぞ〜」
「待ってくれよ....」
最終的に俺は、疲れ果て歩いていた。さっきまで人が、うじゃうじゃいたのに周りには全然人がいない。
完全に出遅れたやつやん...
トゥルントゥルン
「なんだ?
未確認飛行物体が接近中⁈円盤状の形をしていて三大都市に、落下する模様...... 嘘だろ?w」
俺は、状況が全くわからず、口が閉じなかった。信じられる訳無いのだが、現に速報が入った事で、混乱した。
今いるのは、名古屋だ、紛れも無く三大都市... 田舎から遥々都会に来て...
バン‼︎
という爆発音のした方を見ると、会場が半分くらい消えていた。
「嘘だろ?西野....ルーネ....」
次回
推し 伊藤 柚莉愛
俺が、推しと付き合える世界 天 @yuto05
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