第18話 『いばらのみち』
さぁ、第18作目は鴉先生の『いばらのみち』です。
さまざまな難を乗り越える、とある青年の物語ですね。
始めの方、主人公の森一郎は多くの苦難と衝突する、とても不幸な青年に見えました。ブラック企業の上に行きすぎのハラスメント、正直生身の人間では座絶するほどです。
一郎はその環境のせいで、重度の精神病を抱えてしまいます。
そんな中病院で出会った近藤真美、この物語のヒロインですが、これが一郎が歩む『いばらのみち』の中で最初に出会ったバラの花になります。
色々あって二人は恋人同士になりますが、その次に立ち憚ったのは、真美の父親義郎が与えた一郎への試練。
まさに人生『いばらのみち』。
それでも一郎は持ち前の根性で、それも乗り越えていきます。
自分が大切だと思うその存在をとどめておくために
真美との交際を、認めてもらうために
正直、ここまで内容の濃い現実ドラマだとは思っていませんでした。
最後の一文で、それが分かった気がします。
鴉先生のこの深い小説に、脱帽です。
※この作品は鴉先生の諸事情により、現在はお読みすることが出来ません。
(令和元年11月6日現在)
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