最後ですが登場人物からご挨拶 -Another side-

ミキ「ちょっと待ちなさいよ……秋津」


ハヤト「委員長!どうしたんだよ、ついさっきまで、みんないたのに」


ミキ「……だからよ」


ハヤト「えっ?」


ミキ「私以外の女の子があんなにいたら、秋津、私のことなんて見てくれない……って思ったの」


ハヤト「委員長……」


ミキ「作者に嫌われているのかもしれないけど、よく読んでみると、よく読んでみなくても、『帰り道には危険がいっぱい』と『サクラ』しか、私出てないし。人物描写も他の子に比べて愛が感じられないし」


ハヤト「そ、そんなことないぞ。出番については、各話だいたいメインの女子が決まってるから(俗称〇〇回)ってのが大きいし……それに、私服がやや詳細に描かれたの委員長だけじゃないか!」


ミキ「慰めなんていらないわ……私、最後のあたりは流石に私の出番来るわよねーって待ってたのに来ないし……それであげくの果てにフェアリーズ!?何よあれ、秋津のどストライクじゃない!!!」


ハヤト「待て、待つんだ委員長、それは誤解だ。これ以上俺にロリコン属性付けしないでくれ―ー!!」


ミキ「……でも、もういいの」


ハヤト「えっ?」


ミキ「秋津が小さい子が好きでも、そんな秋津が、私……(クルリ、タッタッタッタッ……)」


ハヤト「お、俺の、は、話をきいてくれええええ!!(タッタッタッタッ……)」


ミコト「(物陰からこっそり出てくる)タイミング悪いな俺。自分の見せ場を作れなかったぜ。まあ、あの2人の後でも追いかけるか、面白そうだもんな(タッタッタッタッ……)」




テル「(物陰にて)みんな、行っちゃった……私、また独りになっちゃった。……ううん、違うか、もうひとりの私はそれなりに幸せそうだものね。では、読者の皆さん、続きが語られることが、もしあれば、その時に……お会いしましょう」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る