第13話.女の子が起きてしまった!!!

霧河は、家を出て、まず最初に、「犬の人形が欲しい」と


言っていた女の子の家へ向かった。






そして、金属の棒を使ってカギを回し、ドアを開けた。






〝ガチャ〟






念のため、霧河が他人の家に入っているその間にも、泥棒などが


入ってこないようにするため、いつも、入ったらすぐ、内側から


手袋をつけた手でドアのカギをかけている。






〝ガチャ〟






「なるほど。こういう家か~」と思いながら霧河は、出来るだけ


足音を立てないように気をつけながら、


ペンライトを使って歩きながら、女の子の部屋を探し、


その部屋に入った。






〝キー〟






そこには女の子が寝ていた。女の子らしく、


可愛いモノやオシャレなモノでいっぱいだった。


「へ~。女の子らしい部屋だな~!」と霧河は思った。そして、


枕元に犬の人形をそっと置く。


そうすると次の瞬間、女の子はたまたま目を覚ました。






目をこすり、


「トイレ~・・・」と言った。






霧河は慌て、


「あっ!マズい!!」と壁に頭をぶつけた。


女の子が


「え?誰かいるの!?」と言って、電気を点けた。すると、霧河の姿が見えた。


女の子は「キャ~!!!」と叫んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る