第12話.ついに、また、サンタクロースになる!!!
それで、たまにある平日の
仕事の休みの日には、数週間前のように、
学校のそばなどでも子供達のほしがっているモノを聞いたりした。
で、時間のある時に、
調査して、メモ帳に書いた、子供達の欲しがっているモノを少しずつ買い、そんな事を
繰り返し、時間は流れて、クリスマス・イヴが来た。
2010年12月24日(金)。
もちろん、会社でも、
「今日は子供に〇〇をあげるの」や
「家族と一緒にクリスマスケーキを食べたり
フライドチキンを食べたりしてクリスマスパーティをするんだ」などという声がたくさん
聞こえてきて、霧河は、
(良いな~!良いな~!賑わってるな~!
クリスマス最高!!♪)と思った。
そして、霧河は家に帰り、サンタクロースの衣装を着て、子供達が欲しがっているモノを袋に詰めて、ちょうど日付が12月25日(土)
(クリスマス)に変わった時、出かけた。
本来、サンタクロースというのは、赤い服を着て空飛ぶソリに乗って、それをトナカイに引っ張ってもらって移動するものだが、
彼は、全く違う。
地に足を踏みつけて移動する。自転車に乗って移動し、金属の棒を使ってサムターン回しなどの
ピッキングで扉を開ける事によって入り、
色んな家にプレゼントを届けている。
夜空の下や真っ暗な家の中でも目立たなくするため、黒い服を着て、黒い帽子を被り、
黒い手袋をつけている。
移動手段に自転車を使っているのは、
大きな音を立てないようにして、警察や周りの人達に出来るだけ
バレにくくするためで、手袋は、ドアや色んなモノに
指紋を付けないため。もちろん、自転車も真っ黒、
手袋も真っ黒。
子供達に渡すプレゼントももちろん、全て手袋をしている状態でしか触れた事がないので、
指紋は一切付けていない。
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