最狂主人公

眼医誕程弧軟

第0章とても濃い一日

拳の抵抗

あー退屈だなー。

何かおもろい事無いかなー?

そう思った次の瞬間俺は異世界に転移していた。


く、どうやら俺は気絶していたようだ。それもみんなより長く。

とりあえず現状を確認しよう。

まず俺はクラスメイトと引率の先生と一緒に高原にいる。

クラスメイト達はみんな混乱しているが、俺から逃げるように走っている。そして俺は後ろを向いて気がついた。

そこには190センチある先生と比べ物にならないほど大きなドラゴンがいた。

基本的にこういうのはチート能力や最強装備、仲間とかが前提でまともにバトル出来るんじゃないの?

俺は心からそう思った。

とりあえず、今の俺に選択肢は3つある。

1クラスメイト達とダッシュで逃げる。 これが多分一番安全な手段だ。

2先生を探してクラスメイト達を引率して貰う。 逃げるクラスメイト達を全員集められるとは思わない。

3チート能力があると信じて戦う。 成功したらとりあえずは安全だと思う。

まず選択肢1は逃げてる間に殺されそうで嫌だ。

選択肢2は先生がドラゴンに捕まっていたので無理だ。

というわけで早速ドラゴンと戦う事にした。

武器?もちろん拳だよ?

とりあえず助走もつけてドラゴンの鳩尾をおもいっきり殴って見た。

「イッッテェーー」

やばい、ドラゴンの鱗が硬すぎて思わず叫んでしまったじゃないか。

その声に反応したのかドラゴンが先生から目を離してこっちを見てきた。

危ないと思った瞬間俺はジャンプで後ろに下がった。

「ギャオオオオオオオオ」

どうやらドラゴンの奴足元にいる俺に向かってブレスを吐いたせいで自分で被弾したらしい。というわけでドラゴンのブレスで鱗が剥げた鳩尾を何度も殴り付けた。

そのあともドラゴンはブレスを放とうとしていたけど、ブレスは予備動作があるので結構簡単に避けられる。そうしてヒット&アウェイを繰り返した俺は無事ドラゴンを倒した。今回はドラゴンがあまり賢くなかったのと、言い忘れていたが元から手足と尻尾が千切れて手数も少なかったからに過ぎない。もともとダメージを負っていたしな。そうしていつの間にか気絶している先生を助けに行こうとした時、脳内で突如俺の携帯の着メロが鳴った。

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