対極ロマン
@kodachinohanepen
第1話 対極
私の中にいつも存在しているのは、「対極」。まるで反するような性質を持ち合わせているってこと。
「現実主義の理想家」「世間慣れしてるけど、純情」
私、10代の男を知らないの。10代から大人の世界で汚い大人に揉まれて成長したから、世間知らずじゃない。
でもね、夢は必ず叶うものだって信じてる。自分がやりたくないことは、やらなくていい。というか、できない。
愛のない相手とは、寝られない。
「繊細で図太い」
私は、HSP(Highly Sensitive Person / 極端に繊細な人間)って性質を持ってる。
感覚や人の気持ちにとても敏感で細かいことに気づく半面、疲れてしまう。
普通の人が気にならないレベルの音とか匂い、光にも反応してしまう。この性質は、感受性が豊かで思いやりを持てるっていう利点もあるけど、些細なことが気になりすぎて生きづらいと言われている。
それでも、私は、図太い。自分が他人から何を求められているか気づくけれど、堂々とスルーする。
誰が自分を嫌っているか、分かっていて、どう立ち振舞ったら好かれるかも分かってる。それでも嫌われることを厭わない。
「大胆不適で用心深い」
失敗したり、傷つくリスクを恐れずに欲望のまま突き進む。
失恋したら、1か月行ったこともない異国へ一人旅もした。
それでも、危険な目に遭ったり、犯罪に巻き込まれたことはないのよ。危険な空気とか、不条理にいち早く気づく防衛本能に優れているから。
「愛情深いけど、薄情」
全力で男を一途に愛する。相手の全てを受け入れる。
でも全てを許す訳じゃない。情熱がなくなったり、相手が私の求めるものでなくなったらすぐに離れる。
情って相手の為じゃなく、自分の為でしょ?結局、相手を失って自分が独りぼっちになるのが寂しいから妥協してるだけ。誰かから頼られて愛されてるって思うことで自尊心を補ってるだけ。
「合理的だけど、無意味なことに意味を見出してる」
青い鳥が存在しないから、白い鳥を青く染めればいい。隣の芝生が青く見えるなら、芝生なんて刈って砂浜にすればいい。
結果や利益を先行して求めてはダメ。結果や利益は、今やっていることの先にあるもの。自分を見失った時は、無意味なことをやってみる。そうすることで、本当に望むことが見出せることがある。無意味なことは、無駄にはならない。
「男勝りの乙女」
真剣に付き合った男がほぼ全員口を揃えて言うのが「君は強い」。ゲトーで生まれ育って成り上がった黒人男ですら、そう言うんだから。
自分の信念は、絶対曲げない。相手を見て態度を変えたり、媚びたりしない。
それでも好きな男の前では、常に可愛い女でいたい。だから、私に嫌味やひねくれたことを言わせないで欲しい。喧嘩したら、激高したり、怒鳴ることはせずに、涙を流す。
-ブレてることにブレない。何となく掴めたかしら?
この性質故に人から理解されづらいし、不安定で生きづらいと悩んだ時期が長かった。でも今は、これが私の個性だって思えるようになった。
この性質って、父の「暑がりの寒がり」から遺伝したのかもしれない。
父がよく言うの。「父さんは、暑がりの寒がりなんだ!」って。夏は、異常に汗をかく暑がりでエアコンでギンギンに部屋を冷やすくせに、冬は、部屋中の暖房器具をマックスにして、こたつの中でブルブル震えてる。これってただ単に忍耐力がないだけなんじゃ...って家族から冷ややかな目で見られていたけどね。
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