アヘガエル商人

チャッチャラバベ太郎

商人


アヘーアヘー♬アッヘッヘ!♬

後ろのカエルはレーーズ………


少し僕の昔話をしよう。

昔々、発展途中のどこかの国の話。貧民街の一角で賑わう闇市に1人の商人が訪れていた。

「お客さん、いいモンあるよ」

僕がその店の店長に呼び止められたのはある日の帰宅時だった。


「…結局押し切られて買ってしまった」

明日のエロ本も易々と買えない財政でこれである。自分は相変わらず押しに弱い。この前も誘いを断れずまた課長と夜をゲイバーで過ごしてしまったというのに。僕はホモではないのにだ。

とりあえず歩きながら手元の「アヘガエル」と「レズドリンク」をチラ見してため息をつき、付属の手紙を開いてみた。

【このカエルはあなたの生活に潤いと生きる希望を与えてくれます。ただし、一つでもルールを破ると罰が起きます。

1.このカエルを使用する時は必ずレズドリンクを飲む事

2.1日2回までの使用とする事

3.毎日3回、アヘカエルに餌を欠かさないこと

4.アヘカエルが枯れたらもう使用しないこと】

手紙の内容はそれだけだった。

「『使用』って言われてもこれ、どう見てもただのカエルだぞ?」


帰宅して布団に倒れこむと、どっと疲れが押し寄せてくる。

「あー恋人欲しい……癒しが、心も体も慰めてほしい……」

日課のオ○ニーをする気力もなく泥のように眠りに落ちる直前。

かぷり。

と、アヘガエルが僕の息子に甘噛みしたのだった。

途端、股間に猛烈な劣情と電力が走る。

「あわばばばばば!?」

突然のフル勃起に精神をレイプされかけた僕は本能のままにズボンとパンツを脱ぎ捨てた。息子は真っ赤に染まりビンビンになっていた。普段の三倍の大きさだ。

(こ、これが使用するってことか!?)

まさかアヘガエルにこんな能力があったとは。

だが痛い、亀甲縛りされたように、喉元まで来てるのに絞り出せないような感覚で猛烈に気分が悪くなる。

「そ、そうだ。レズ、ドリンク」

必死の形相で袋の中のレズドリンクを掴んで一気に飲み干す。

甘いような、酸っぱいような、お茶のような、訳が分からないが心地よい味がした。

すると、不思議なことがおこった!

ちんちんがめりこんだ。

嘘ではない。比喩でもない。

あんなに赤くテカテカに輝きそり立っていたチンチンが一瞬にして身体の中にめり込んで行った。それは、ビンビンかつ極太のアレを挿入される女子側の感覚にも似ていて。

「んっん……!アッアッ、アアン!!」

雌のような喘ぎ声が僕の口から出た。気のせいか声まで色っぽい女性の声に聞こえた。

そのまま無意識に手が秘密の穴へと伸びる。下半身がぐっしょりと濡れているのが分かったが、不思議と不快ではない。

指が滑らかに穴にはまりぬるぬる動く。リズミカルに腰が揺れる。

アヘッアヘッアヘッアヘッアヘッ

1人祭りだ!!

厳密に言うとレズドリンクは女体化ドリンクではない。ただただチンチンがま○こに近しい形へと変化し、メスイキアヘ顔をサポートするドリンクだ。アヘガエルと相性は抜群という訳である。

その後、僕は事あるごとにアヘガエルとレズドリンクを使用してメスイキダブルアヘ顔ピースを繰り返していた。毎朝毎晩テンションが上がり過ぎて隣の部屋から苦情は来るし絶頂の瞬間の自撮りを始めたりしてみた。


だがある日のこと。それが僕の最後の分かれ道だった。

「あーあ、遅くなっちゃった。早く気持ちよくなりたいぜ」

深夜までの残業を終え、帰宅した僕はさっそくいつものようにシコシコを始めた。もう流れ作業のようにリピドーに身を任せてしまったのだ。

 

「ふぁぁ…朝か…絶頂の勢いで眠っちゃったらしい……ん」

僕は信じられない物を見て、ベッドから跳ね起きた。

アヘガエルが、枯れていたのだ。

「そ、そんな…夜のエサを忘れただけで…」

愕然としながらアヘガエルを見つめていたら、その日は会社に遅刻してしまった。

 

退社後、僕は急いであの闇市に向かった。

「お客さん、どうかしましたか?」

「ア、アヘカエルが!いきなりこうなって!」

「ははあ、ルールを破りましたね?こうなったならもうこのカエルは駄目です。新しいのをお買い上げください。星-1です。」

「マイナス、1?」

「うちの独自のルールですよ。要は四回ルールを破ったらお買い上げはもう出来ません、って事です」

「お、覚えておきます」

「どけどけ!」

「うわっ!」

突然後ろから押されて僕はひっくり返った。押した人はかなり焦ってるようだ。

「は、早く!新しいドリンクとカエルを!」

「はいはい、気を付けてくださいね。貴方はもう三回ルールを破ってるんですから」

「分かってるよ!」

彼はアヘガエルとレズドリンクを奪い取ると投げるように金を渡し去っていった。

「おやおや怖いですねえ。まるで麻薬を使用したみたいだ。あなたも気を付けてくださいね、大事なお客さんが消えるのは忍びないので」

店長が優しい言葉を投げてくる。でも、僕は見てしまっていた。

彼の体が緑一色に染まっていることに。

(中毒症状?それとも……ルールを?)


疑問は尽きることなく、僕は帰宅した。

あの緑の色の肌が脳に焼き付いて離れない。

(僕も、ああなるのか?)

僕は買ってきたカエルとドリンクを投げ捨て、布団に篭った。だが不思議とちっとも眠れない。

怖いから?いや、違う。

身体に、セルフテクノブレイクしてから眠りにつく習慣がこびりついてしまっているのだと僕は無意識に気づいていた。

「………」

僕はアヘガエルをじっと見つめていた。

そうだ。使うわけじゃない。買った日に干からびさせるのは忍びない。命は大事にしなければ。

僕はベットから抜け出し、そっとアヘガエルに餌をやった。

そこでだ。アヘガエルが餌をやり終えた直後に僕の腕に噛み付いてきた。

「アヘッ!?い…いやっ…ウッ、アアン!」

瞬間、頭が真っ白、いやピンク一色になり無意識に股間を抑える。

ああ、レズドリンク!レズドリンク!!

もはや緑の肌などこの快楽に比べれば!

僕の理性は、すでに取り返しがつかない所までヒビが入っていた。


「はあ…ハア…ンッ…」

気づけばもう10度も射精していた。しかも今日で四日連続だ。

一度タガを破るともう止まらない。

パンッパンッパンってしごくのおおおおおおおおおおおおおお!

ああ〜たまらねえぜ。

「…行きたくないゲど、仕ゴと…」

なんとかベットから四つん這いで這い上がり、着替えようとする。

「あれ?こんなに服大きかった?」


職場の昼休憩中、僕は友達との昼も断りトイレで音を殺して精子の製造に勤しんでいた。

「イヤッア、あふん!フウ…」

相変わらずのメスイキボイスに自分ながら惚れ惚れする。

「さあ後一回……あれ、レズドリンクが切れてるゲコ」

持ってきてたレズドリンクのストックがない。これは困った。今しとかないと仕ゴと中にやらかす可能性が高い。

「使わずにやったらどうなるんゲコ」

もう頭から四つのルールは消し飛んでいた。性への好奇心には勝てない。

僕は再びアヘガエルを噛みつかせた。

瞬間、猛烈に熱を帯びた息子がはち切れそうなほど膨らみそり立つ。

そのままレズドリンク無しで普通のオナニーをしようとした。


人間の量じゃなかった。

一回でトイレ全てが真っ白に染まった。思わず飛び出して二回目、会社の廊下もミルクに染まった。オッサンの上司に顔射した。それにも気づかずもう僕は本能のままにチン○をしごった。

……結果は会社が潰れた。物理的にだ。

皆は訳の分からないまま、病院に入院した。僕は自主退職した。仕ゲゴなんてしてるのはわずわらしくなったから。

その後は僕はご飯も食べずにひたすら欲望のおもむくままにシゴキ続ける。さすがにレズドリンクを服用する理性だけは残っていたのでまた買いに来た。

「新しいのを!早く!」

「はいはい、急がなくても逃げませんから、それにしても、もう貴方も3つもルールを破ってますね、大丈夫ですか?」

「うるさい!僕に話しかけるな!」

ああ!外がわずわらしい!早く家に帰り、欲望をさらけ出したい!一生あそこにいたい!いや、もうあそこまで……

我慢出来ない!


僕は闇市の中央でズボンを脱ぎ捨てメスイキアヘ顔祭りを実行した。悲鳴を上げる者や写真を撮る者もいたが関係ない。世界は僕のオ○ニーの為にある。

「あらあら、身も心もアヘレズになっちゃいましたね。……そろそろ収穫かな?……あ、もうアヘガエルが枯れた」

ぼくはあたまがたのしいことでいっぱいだ。みたされている。きもちいい、きもちいい。おててがひらべったくなったけどおちんちんがはいったあなはさわれる。みどりいろになったきもするし、ちいさくなったきもするけど、どうでもいい。

もっと、もっーーーーー


「ふう。こうやるとやはりイキがいいアヘガエルが手に入ります。3ヶ月は毎日使用しても枯れないでしょうね。名前なんて知らないのでカエルさん、貴方はこれで中毒症状から回復されましたよ、余生をお楽しみに」

…全てを冷静になった頭で思考した僕は、何もかもが店長の掌だった事を悟った。

観ると闇市の人達も今の事がなかったかのように仕事を続けている。人が、カエルになったのにだ。いや、もうあの時は殆どカエルだったのか。記憶が欠けていてもう確めようがない。

こうして上物のアヘガエルを収穫していたなんて、予測できる訳ないだろう。

アヘガエルはお店に3種類売っていた。1番安い300円の安物アヘガエル。1,000円ポッキリの上物アヘガエル。万単位する最高級のアヘガエル。僕は真ん中だ。

「安物なら業者から買えばいいんですが上物になるとね。最高級なら尚更です」

どうして。そんなことを僕に教える。

「そりゃあこれから君が売られるまで一緒に店に居るのですから説明しないと。干からびるまでアヘカエルとしての生を謳歌してくださいね♬」

い、嫌だ。いやだ。イヤダ。僕は、僕はアヘガエルなんかじゃな


…これで僕の話はおしまいです。

皆さんもとあるカエルと謎のドリンクを売るお店にはご注意を。

あっ、今日もご主人様のエサの時間だ。

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