011《「思考-言葉-行為」というプロセスを逆転させることだ》

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 すべてを変える方法はひとつだ。あなたの考えを変えるしかない。


 ひとの創造方法には、思考、言葉それに行為あるいは行動という三つの段階がある。


 根になる考え、つまり支えになっている考えをいちばん速く変える方法は、「思考-言葉-行為」というプロセスを逆転させることだ。


 まず、こうありたいと思う考えにもとづいて行動しなさい。それから、こうありたいと思う考えを言葉にしなさい。それを何度も実行していれば、精神の訓練ができて、新しい考え方ができるようになる。


《神との対話1-P222》(一部省略)

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 私たちは、生後まもない時から色々なことを他人から学び、それを自分の考えとして取り入れます。


 ところがいったんその考えが自分に固着すると、固定観念となって、変えたいと思っても、容易に変えることはできなくなります。


 その考えを変える方法を、お金に対する考え方を例にして、『神との対話』では述べています。


 著者ニールが、「なぜ私はお金に困らない生活が送れないのでしょうか」と神に質問しています。


 ニールは幼少の頃から信仰するキリスト教(カトリック)の影響で、「お金は邪悪なもの」という考えを持っています。


 その一方で、一般の人々と同じように「お金が欲しい」という思いもあるのです。


 その交錯した思いを変える方法を、神は語っています。


 物事の創造は、「思考-言葉-行為」の順でなされます。「お金は汚い」という考えが、言葉となり、行為に現れます。


 それを逆転するのです。こうありたいという思いを、まず行為に表し、言葉にするのです。


「お金は良いものだ」と言葉に表し、それに沿った行動をいつも取りなさいと、神はいうのです。


 そうすれば、次第に新しい考えができるようになるというのです。


 これは、009《自分のために選んだことを、ひとにしてやればいい》で書かれたことにも、通じるものです。


 他人に心から真剣に与えれば(行動)、「自分は持っている」という新しい考え(思考)が自分の中に芽生えるのです。




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*〈伊能言天〉からのお願い:神・人生に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→https://kakuyomu.jp/works/1177354054886666914

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