1) キリスト教教義の見解
キリスト教では、生まれながらに原罪を持っている人間を救済するために、神から、救世主としてイエスキリストが遣わされたとしています。
イエスキリストは、人類すべての罪を自らが背負って十字架上で亡くなりました。そのイエスキリストを信じることによって、人間の原罪は贖(あがな)われ、神に許されるのです。
イエスキリストによる贖罪(罪のあがない)を受けなければ、何びとも天国に入ることはできず、イエスキリストの教えを信じて実践し、洗礼を受ける必要があるのです。
キリスト教は、堕落人間を原罪から救済し、天国に入ることを神に許される唯一の宗教なのです。
世界宗教には、キリスト教、イスラム教、仏教、ユダヤ教、ヒンズー教などが上げられています。このうち3大宗教には、キリスト教、イスラム教、仏教が上げられます(これらには諸説あります)。
キリスト教以外の宗教について、簡単に記します。
旧約聖書にはアダムとエバの堕落(失楽園の物語)から、イエスキリストの生誕までの、ユダヤ民族の歴史が記されています。
ユダヤ教は、イエスキリストを救世主とは見なさず、一人のラビ(ユダヤ教の教師)と見なしています。
ユダヤ教の教典は、『タナハ』(キリスト教の『旧約聖書』と同じ書物)で、その内の『モーセ五書』はトーラーと呼ばれ、教典の重要部分になっています。
イスラム教は、紀元後6世紀に、ムハンマド(マホメット)が起こした宗教で、教典はコーランといいます。マホメットは預言者の一人で、旧約聖書ダニエル書に出てくる天使ガブリエルに出会い、神の啓示を受けたとされています。
このように、世界宗教のうち、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、同じような歴史的過程の中で誕生しています。
仏教は、紀元前5世紀、インドのガウタマ・シッダールタによって、起こされています。
宗教はさらに、インドのヒンズー教、日本の神道、中国の儒教など、世界に存在する民族の数と同じくらい、多数存在しています。
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