すばるクラフト2小説版 ~魔龍の逆襲~

ふたばベホイム

序章 宇宙への旅立ち

すばるの元へサタンから手紙が来た。

元々サタンはすばるの兄の「ゆず」に憑りついた魔王である。

すばるは手紙を開いた。


”拝啓 すばる"

「よっ!元気してるか?久しぶりだな!俺はサタンだ。

前回俺が変なドラゴンみたいなやつに取りつかれてしまった時はすまなかった。

もしまた俺がそんなことになったら助けてくれ。

まあ俺様がお前に手紙を送っているわけだが、俺はつい最近、火星に移住した

そのことを知らせようとしてすばるやルカより先に三波に俺は連絡したんだが返事が返ってこなくて…

心配だから、俺がいる火星まで来てくれねえか?

交通手段は用意しておいた。かがわねこに準備してもらっているのでいつでも香川に行けばいつでも宇宙船U-DON56に乗れる。

頼む。何かある前に早く来てくれ。お願いだ」


すばるは読み終えた後一息つき封筒にしまった。

変なドラゴンと聞きすばるは昔の一件を思い出した。


2年前――

すばるたちは世界滅亡を望む悪の根源「エルダードラゴン」と戦っていた。

エルダードラゴンはサタンなどの心を乗っ取り、すばるたちに多大な被害を及ぼした。そして最終的にはなんとか全員の力で撃退したのだが…。


三波は「東眞」という兄を持つ銃使いだ。いつもすばるたちと共にいて、共闘する。

三波に何かあったのかと思うとすばるは心配で堪らなかった。





そして私はルカを呼んだ――

「着いたね!東京駅!」

ルカが言った。

「東京まで来たんだし早く新幹線に乗って香川県まで行こう!」

私が言った。私たちが目指しているのは「かがわねこ」といううどん大好きなネコがいる県であった。サタンの言うからにはかがわねこが宇宙船を持っているらしい。

「よし!じゃあ早速駅に入ろっと!」

そう言うとルカもついてきた。



東京駅に入ると、暴れている石のようなものが見えた。

彼はメテオだった。石のモンスターである。

「あれ?メテオちゃんどうしたの?」

「我は完全復活を果たした。。。

お前ら魔族の仲間たちを根絶やしにしてくれるわ!」

私もルカもその時驚いた。



――こんなのメテオじゃない。



「様子がおかしい、、。もう戦うしかないみたい」

悲しくも私たちとメテオで戦うことになった。

メテオは石を投げてきた。

「うっ…」

ルカが苦しんでいる。ルカが攻撃されたようだ。

このままだと私たちは全滅。

「いや…まだ終われない。」

ルカは光っていた。それぞれが持つとされる「リストブレイク」という傷ついたときに解放されるパワーが溜まっていた。ルカは躊躇わずメテオにリストブレイクを解き放った。




「ファイナル・グラビティッ!」


地鳴と共に鉄球で攻撃されたメテオ。もう彼は再起不能だった。

「ハア…ハア…」

メテオが苦しんだ後、メテオから謎の"闇"が出ていった

「僕はいったい…何をしてたんですか。」

「何をって。覚えてないの?」

「本当に何も覚えてないんです。

 空から紫色のエネルギーみたいなのが降ってきてそこからの記憶はもう…。」

私とルカは何かを察知していた。




後ろから金髪の人が歩いてきた。もろこしだった。

もろこしは商人で各地を回って武器や道具を売っている。

もろこしは私たちに感謝してきた。

お礼に香川行きの新幹線チケットをくれるらしい。

私達はチケットをもらい、香川県へと向かったのだった――




~香川県~

香川についた途端に地面に張り付いた茶色い魔物がこっちへとやって来た。

「お前らか…我が宇宙の神を破ったものは…」

「誰?」

「我はあのお方の使者,マレスである…

創造主から聞いたぞ…お前ら…あいつを一度倒したって。

宇宙に行く前にお前を滅ぼす…我ら使者の使命である。」

そういうとマレスは刃物を持って斬りかかって来た。

それを私の魔法で全力で守り切る。

「大丈夫?すばるちゃん」

「うん…」

私の魔法が押されていく。結界が破られた。私の腕が痛む。

「もういい。私のリストブレイクの力!」




「絆と友情の力っ!」



みるみるパワーが満ち溢れる。傷が全快した。

そして私の魔力がマレスを呑み込んでいく…倒した。



そして私たちはかがわのいる香川製麺へと向かっていった……。






To Be Continued......

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