カクヨム読書感想文

ひよく

第一弾は、こちらのエッセイを紹介させていただきます。

発達障害をお持ちの作者様が、実体験をもとに、発達障害とは何であるかを考察しています。

私自身、発達障害を持っており、やはりエッセイを投稿させていただいているのですが、そちらとは一味も二味も違います。

発達障害を持つ人を理解しようと思って読むなら、断然、こちらの作品です。

また、当事者の方も強く共感できると思います。

何よりも素晴らしいと思うのは、自己分析力です。

もしかすると、「発達障害者は自分を客観的に見つめる能力が弱い」とお考えの方も、いるかもしれません。

もしそう考えているとしたら、それが間違いである事に気付かされます。

自分を冷静に分析し、ご自身の‘生きづらさ’と真正面から向き合っておられます。

勿論、‘発達障害’と一言で言っても、症状は個人差が大きいので、作者様に当てはまる事が、すべての発達障害者に当てはまるわけではありません。

実際に私も、「ここは自分とは違うな」と思う点もありました。

ですが、‘どう生きるか？’の参考になります。

作者様自身も、まだその答えは見つけておられないようです。

だからこそ、一緒に考えていきたい。

そう思わせてくれる作品です。

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