代理について

代理は社長候補者以外であれば何者であってもかまわない。


また条件をクリアしてあれば生物無生物の区別を設けない。加えて、登録時に合体、憑依しているものが、開戦時に分離、出産した場合でも同一個体の一人と数え、一対一に計算する。


『条件』


下記の条件を満たしていなければ代理として認められない。

また、戦争時は問題ないとされている事柄も、終了後のプレゼンで物言いが付けられた結果、覆る可能性がある。


・代理は戦争の間、専用の発信機『ベル』を常に身に着け無ければならない。。


ベルの形状はコインほどの大きさで、代理は常に肌に触れ続けていなければならない。そのための専用ストラップにより腕輪、首輪等にできる。またカラーリングはストラップ共々自由に変更可能となっている。


ベルは発信機になっている。これが代理に触れ続けることで、鼓動、エネルギー、魔力のいずれか一つ、あらかじめ設定しておいた情報を本部へと送信し続ける。この送信が途絶えて10秒後、その代理は死亡したとみなされ、失格となる。また、戦場を脱走したり、何かしらのルール違反を行ったと確認された場合も遠隔操作でベルは破壊され、失格となることがある。


なお、死亡したものへの報酬の受け渡しは社内規定で禁止されている。


・代理は自身を含めて登録時に一人につき10m×10m×10mのスペースに収まらなければならない。


重量には制限はない。これは輸送の関係での上限である。

代理が何らかの能力により、装備を異空間に圧縮、収納している場合はそれら全てを出した上で納める必要がある。後で追加が露見した場合、程度によっては即座の失格もあり得るが、最低でもプレゼンテーションでの評価が下がることは免れない。


このスペースに収まらなければ登録することができない。


『サポート』


代理は戦争中、下記のサポートを得ることができる。


・通信機器


代理は一人につき一つ、通信機器が無料で配布される。


形状はインカム型、携帯電話型、腕時計型があり、デザイン、カラーリングもある程度は選ぶことができる。


性能としては完全防水、耐衝撃、対電波に強く、完全バッテリー内蔵型で3日の間は通話を継続することができる。


通信は亜空間通信を採用、盗聴や妨害はおろか、各種センサーからこの通信機器を見つけ出すことは実質不可能。


機能は下記のオペレーターとの音声会話のみ。


・オペレーター


代理は一人につき、最大3人までオペレーターを設定することができる。


オペレーターは別の異世界にて、モニターを通して周囲の状況、対戦相手の情報などを自由に閲覧でき、それを上記通信機器を通して音声で伝えることができる。


オペレーターが待機するのは一流ホテルの一室で、食事を含めた各種アメニティーは完備してある。また同候補者を含め、他の代理についているオペレーターとは別の建物内におり、盗聴対策も施されているため、こちら側への妨害の心配はない。


なお、オペレーターを要望しながら具体的な人員を指定できない場合は、カンパニー特産の奴隷、無機質な人工知能、さっき転生してきたやつ、の中から選ぶことができる。


・その他


原則として登録時、開始時の10m×10m×10m以外の補給は現地調達となる。それ以外の補給は禁止され、例えその場で咎められなくとも、後々のプレゼンテーションの攻撃材料になりうることを記載しておく。

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