自主企画 『異世界社長戦争』 用設定

負け犬アベンジャー

概要

『経緯』


p・w・カンパニー現社長の『モナリザ・アライ』に対し、スポンサー内の一部から不信任決議案が提出された。


これに対し反対するもの、賛成するもの、また別の社長候補を推薦するものが現れ、スポンサーサイドに対立が発生した。


この状況、および社長の長期不在を打開すべく、この度は現社長および社長候補による代理戦争が執り行われる運びとなった。



『基本ルール』


・社長候補は以下の五名とし、この中より一名を次の社長とする。


♦️現社長『モナリザ・アライ』


♣️研究開発部部長『ソリティア・ウィード』


❤️魔法研究名誉顧問『ビンイン・ジ・エンペラー』


♠️スポンサー推薦枠『リンド』


Ⓙ原住民『プリンセス・フーダニット』


(届け出順)


以上、五名がそれぞれ『代理』を用意し、それらで戦争を行い、結果から次期社長を選出する。


なお、各候補者へ準備金が同額用意されるが、それ以上の資金を自身の資産から運用することは認められる。


代理について詳しいことは別途、記載する。


・戦争について


まず代理は、戦争開始時から24時間前の準備期間より戦場に入る。


戦場は『第1991カンパニー支社王国』の中心から半径50㎞の円の内部に限定される。上空は10000m、地下100mまでで、これを超えた代理は敵前逃亡とみなし、開始前であったとしてもその瞬間失格となる。


24時間の準備期間後に全戦場に向け開始のアナウンスの後に30秒のカウントダウンが始まり、0と同時に戦争は開始される。


戦争、と名義上なってはいるが、実際の戦闘は一対一のデュエルとなる。


細かな部分は部外秘ながら、上記社長候補が別空間にて、敵陣営も含めて全ての代理を把握したうえで、特定条件下にてそれぞれの候補が代理を指名し合い、決闘に同意した場合、デュエルが決定される。


決定後、そのエリア内の放送機器、および別途に配給される通信機器により決定されたことと戦う相手代表の名前が発表され、同時に代理のオペレーターに登録時の情報が開示される。


決定後、5秒のカウントダウンの後にデュエルが開始される。


デュエルは別途記載の『ベル』の破壊、またはそこからの送信が10秒以上途絶えた場合、あるいは敵前逃亡ととれる行動をとった場合、その代理は死亡、敗北とし、残る一方を勝者とする。


勝敗が決した場合もまたその旨、放送される。


このデュエルで一度、勝利する度に勝利者側が所属する候補に『アグニカポイント』が一点、追加される。


捕捉として、これも絶対ではないが、社長候補は他も含めて全ての代理の位置を把握できているため、基本戦略として一対一、応援や他から横取りされないような状況でのみデュエルを行う。


上記のデュエルが行われる戦争の期間は地球時間とほぼ同じの3日の間とし、経過した瞬間、アグニカポイントは固定される。


終了は開始時と同じく、戦場全土にその旨を伝える放送が流れ、これを持って正式な終戦の合図とする。その後、5分後に全生存者はベルを通して自動で元の世界へと転送され、全ての過程が終了する。


なお戦死者への報酬の受け渡しは認められてない。


戦争の主な目的はこのアグニカポイントをいかにして多く入手するかを競い合うものとなる。


ただしこのアグニカポイントが高ければ有利なのは確かながら、その点数が


戦争の本番はこの後、各候補者がスポンサーへ行う『プレゼン』となる。


どのようにして代理を集めたか、どのような作戦を支持したか、この異世界への損害の言い訳は、費用対効果は、改善点は、復興計画は、以上を踏まえてなぜ自分が社長に相応しいのか、スポンサーを納得させて初めて社長に選ばれる。


なのでルールの上では正しくとも、合理的でない、無駄の多い、ルールとして危うい、あるいは目的の定まっていない戦法、戦術はスポンサーの心象を悪くし、減点対象となりうる。


勝利は絶対、加えて美意識までもが必要となってくる。

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