第15話 初めてのミリタリー☆初めての◯◯コミック編その①

 まずは、初めてのコミック単行本。

 これは恐らく、あのSuper姉貴が小学生の時買ってきたサイボーグ009第1巻でしょう。Super姉貴は自作の本棚(段ボール製)にこのサイボーグ009シリーズを並べて悦に入っておりましたよ。小学生の頃から色々読みまくっていましたけど、印象に残っているというか、自分が特に影響を受けてリスペクトしている作品を挙げてみます。手塚治虫の「火の鳥未来編」と「どろろ」、永井豪の「デビルマン」と「イヤハヤ南友」、池上遼一の「スパイダーマン」、そして松本零士の戦場漫画シリーズ、もちろん「サイボーグ009」もね。後は、そうだな、松本零士の「セクサロイド」かな?これは子供にとってはかなり刺激的だった気がするww。

 ざっくりと説明しますよ。火の鳥は、そうですね、あの世界観はもうどっぷりと影響を受けてますね。自分の作品に次元昇華とかアセンションとか高次元蓄積体とか出て来るのはこの手塚先生の影響が非常に強いと思ってます。

 次はどろろ。 2007年に実写映画化されてますね。主演の妻夫木聡はまあいいとして、どろろが 柴咲コウだったのはイメージが崩れましたよ。綾瀬はるかだったら許すんだけどな。映画の話はこれで終わり。

 百鬼丸が魔物を倒すと奪われていた手や足が元に戻るんですよね。これがすごいのですよ。普通は魔物に取られる=食われるで元に戻らない。これは単なる妖怪変化の話ではなく、現世と異界(霊界)と密接につながっている様子を描いていると思うのです。SF的に書けば、手や足を異次元化(高次元化)して魔物が奪うけれども、魔物を倒せばその異次元化(高次元化)している力(維持する力場)が失われるので元に戻る。こんな感じかな?どろろを知らない人はごめんよ。

 デビルマンは前にも書いたけど、怖くなって夜にトイレに行けなくなった。悪魔とは何か?一つの答えであろうかと思います。人間の方が怖いんだよね。イヤハヤ南友なんともとか知らねえだろうな。学園エッチなラブコメだけど抗争バトルでギャグ満載だけど最後はデビルマンみたいになっちゃうお話。永井豪作品の中では評価は高くないと思うのだけど好きだった。やっぱりね、お色気エッチシーンは必須ですよ。

 それから、池上遼一のスパイダーマン。有名なアメコミのスパイダーマンを日本版にしたものだけど、最初はもうね、ただの日本版でしかないわけですよ。つまんねえんだこれが。しかし、平井和正がストーリーを書き出してからガラリと変わります。後のウルフガイのような重厚なストーリーを与えられ、見事な和製スパイダーマンが出来上がったのですよ。俺は此処で、一流の作家の紡ぐストーリーと適当に考えたストーリーでは雲泥の差があるってことを学びました。何というか、ストーリーに魂がこもってるんだよね。これも知らない人多いと思う。

 次、松本零士の戦場漫画シリーズ。最初に読んだのは「スタンレーの魔女」です。

「私はファントム・F・ハーロック」から始まって、最後は「山が笑っていた……」なんだよ。魔女がどうのこうのってのは比喩だと思うけどね。松本キャラの大事なあの人の御先祖様の初登場はこの作品だと思う。ハーロックね。

 自分は、このシリーズで主な戦闘機や爆撃機を覚えた。零戦に隼に飛燕に鐘馗に疾風に雷電に紫電に紫電改に一式陸攻にスピットファイアにムスタングにP38にMe109にFw190に100式司偵に、もっとあるけどこの位でやめとく。

 自分の一番好きなのが100式司偵でツイッターの画像にも使ってる。次は英軍のモスキートですよ。双発機が好きですね。

 このシリーズで驚かされたのはタイトルの素晴らしさです。

「スタンレーの魔女」「オーロラの牙」「鉄の墓標」こんな感じですわ。今でも痺れる。ここまで書いて気付いた人は偉いです。俺が書いた作品でリスペクトしてるのがあるんですよ。タイトルも、まあ似てるし内容にも被っている部分がある。

 それは、「音速雷撃隊」なのです。これは桜花特攻隊の話ですね。ここからもじりながら変更しつつ「遊星迎撃隊」になりました。遊撃にも桜花特攻隊のエピソードが少しだけ入ってます。後ろに付けてい英語の方は、もちろんあれをリスペクトしてますよ。宇宙の戦士、スターシップトゥルーパーズ(Starship Troopers)であります。

 そのまま使ってはアレなんで、Starship Breakersにしました。めちゃくちゃ意識してるのです。ロックバンドのBREAKERZとは関係ないです。綴りも違うしね。

 最後にセクサロイド。

 松本作品で二枚目が主人公になるのはこれが最後らしい。以後はメガネでガニ股のあの人になります。

 まあ、内容は覚えてないんだけど、スパイアクションみたいな感じだったかな?エッチできるアンドロイドと行動してるんですね。

「履きなれた靴は足にすぽっと馴染む」みたいなのは小学生には強烈だったぞ。当時はその意味を正しく理解はしていなかった。しかし、エッチなことだとは十分理解していたと思う。

 これでまた一つバレてしまいましたね。「俺の愛しいアンドロイド」もこの作品をリスペクトしてます。


 こうして考えてみると、自分の創作にはいろんなものの影響を受けているんだなと思いました。特に、小学生、中学生のころに触れた作品の影響はものすごく大きいですね。ここらへんで太宰とか漱石が出てこないところが自分らしさと言えるでしょう。

 

 書きたいことは山ほどあるけどとても書ききれないな。もう2000字超えちゃったんで残りは次回にします。

 次回はミリタリー編ジェット機とSF古典小説の予定。


 これで初めての◯◯シリーズは終了すると思います。

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