第2話オタクのフレンズと、プロレタリアのフレンズ

恐らく8月くらいになると、日本ではコミックマーケットが行われているだろう。

ところで、コミックマーケット並に勢いを付けているメーデーは5月に行われている。

ジャパリパークの世界にも、コミケとメーデーは存在した。

しかも、同時進行で。

ありあけちほーで行われているコミケは、毎年多くのフレンズ達がアニメ好きのフレンズに向けて同人誌や、グッズを売ったり、コスプレをしたりしている。

中でも、タイリクオオカミが書いたコミック本が一番売れている。

こちらはこちらでとても賑やかだが、海を超えて、もすくわちほーに行ってみると、

ここでも、多くのフレンズ達がいる。

「もすくわちほーでもコミケがあるんだね!」、、、と、思っていたら、何やら知らない言葉で歌を歌っている。

なんだろうと思い近くまで見てみると、

アルパカがロシア語(もすくわちほーの方言)で「インターナショナル」(労働歌の一つ)を歌っていた。

周りを見ると、フレンズ達は赤い旗や、ハンマーと槌をデザインした看板を持って、頭上高く持ち上げていた。

ジャパリパークの世界では、アルパカや、ギンギツネ、キタキツネなど働いてるフレンズもいるのでメーデーがあってもおかしくない。

ただ内容がこっちの世界とは異なり、ライブ感覚でそれぞれのフレンズが歌を歌い、

外部では、メーデーをモチーフにした同人誌や、グッズを売ったり、博士がフレンズのみんなに教えたであろう社会主義にまつわるコスプレをしたり、こちらもコミケ同様の内容であった。

そんなアニメ好きのフレンズと、働くフレンズ達が住んでいるジャパリパークなのでした。

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