第46話君の隣
君のそばにいると体が痛くなる。
見えない針で刺されているみたいだ。
僕たちはそれにお互い気がついていたから互いに近づかない。
中間テストで隣になるくらいの関係が僕らにはベストなんだと思っていた。
卒業式でこの痛みとも今日でお別れだと思った時、泣けてきた。隣を見ると君が泣いていた。
僕は思わず君を抱きしめた。
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