これからも・・・

勝利だギューちゃん

第1話

1日の仕事を終え、家に帰る。

チャイムを鳴らす。玄関のドアが開く」

「あなた、おかえりなさい。今日も、おつかれさま」

妻が、笑顔で出迎えてくれる。

「ただいま」

僕は笑顔で返す。


リビングには、既に食事が用意してあり、


妻は、「お風呂わかすから、その間に食べててね」という。

でも、僕は妻と一緒に食べたいので、いつも妻がくるまで待っている。


もう妻は、それを知っていて、妻が来ると、一緒に食事をする。

何でもない他愛のない会話をする。

でも、それが一番のおかずだった。


子供はまだいない、2人暮らしだ・・・

僕の妻は決して、美人の部類には入らない。


でも、明るく優しくて、僕には出来すぎた妻だ。


妻と出会ったのは、高校時代。


僕は当時、1人で行動することが多く、内向的で友達はいなかった。

楽しみと言えば、休み時間にノートにイラストを描くことだった。


ある日、いつものようにイラストを描いていると、当然ノートを取り上げられた。

それが、妻だ。


彼女はイラストを見ると、評価してくれた。

最初は冷やかしと思っていたが、それがだんだんと本心とわかるようになった。

彼女には友達が多かったので、自然と僕も引き寄せられた。

そんな彼女に恋をするのに時間はかからなかった。


でも、当時の僕は「彼女にはふさわしくない」と思っていたので、告白はしなかった。


そして、「彼女にふさわしい人間になれば、告白をしよう」と思い、がんばった。

そして、今の仕事についた。


そして、彼女にプロボーズしたところ、彼女は「待ってたよ」と、涙を流して喜んでくれた。


そして、今にいたるわけだが・・・


ある日、いつものように帰宅すると、笑顔ではあるが彼女の様子が、何かおかしい・・・


いつもは、食事中会話が途切れないが、その日はあまり喋らなかった・・・


そして、食事が終えた後、彼女から衝撃の事実を知らされた・・・

「あなた・・・出来てたよ・・・赤ちゃん・・・」










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これからも・・・ 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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