アーサー=W=エクリーヴァンと屠殺ごっこをする少年
AILI
第1話 はじめに
この本を手に取ってご購入して下さりありがとうございます。
この本の著者の名前に即決でご購入された方はきっとボクが親の七光りでまた奇才な才能を持った人物だと過信していることでしょう。
全然違いますからね。寧ろ、父の方が奇才過ぎですから。
それでも読んで下さる読者の皆様へ
これは、ボクの祖父アーサー=ライト=エクリーヴァン氏の奇怪で不思議な物語を巡って起きてしまった不可解な事件を体験したボクらの物語です。
いや、ノンフィクションであるから改めて言えば今まで起きたアーサー=ライト=エクリーヴァン氏絡みの事件の全貌とボクたちが公にしなかった数々の恐ろしい真実を打明ける本とも言えるでしょう。
まず、この本を出版しようと思ったきっかけから話しましょう。
その前に祖父の文献を調べてみると雷の様な衝撃と氷の様な冷淡な言葉を見つけましたので、紹介させて頂きますね。
『毒を喰らう為に鍛錬も何も必要など無いのだ。差し出された林檎を皿ごと喰えばいいのだ』
『偽りの中にある儚さと美しさを見るには相応の悪意が必要だ』
『嘘は悪の始まりでは無い。オトナの初まりだ』
これを目にした時、祖父の目の前にどんな苦痛と絶望が存在していたのだろうかと考えてしまいます。
さて、話の続きをしましょう。そうですね……………
それは、やはり父からの言葉でした。
『自分の本能のまま、才能のまま、意志のままに名前を売ってほしい』
あの時のあの言葉が、今でもボクの胸に脳に神経に鼓膜に刻まれている。
さて、皆様は私の父をご存知でしょうね。
なんたって、かの有名な天才童話作家ヒストリー=ライト=エクリーヴァンなのですから。
これ以上前置きが長いのは皆さん嫌いですよね。それではもうそろそろ話しましょうか。
そうですね……………
やはり、僕が初めて出会ったあの事件から話すのが良いですよね――――――――
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