其のシリアスな儀式AT古代ピカピカそふぃあ
うんこガール・いる
第1話
此処は此処以外で有り得ない。
ショッキングピンクの空…ピカピカの雨。白い四角錐の建造物は大人たちの難しい聖地。
古代文明ピカピカそふぃあの或る瞬間、産み落とされたのは其の少女だった。
あおフィ。其の現象は、此の国をギラッと照らした。
私はピカピカそふぃあのhigh school student。赤ちゃん用の、地面を踏むと音が鳴る靴を履いて、登校しているよ。靴でmusicを奏でながら歩くのは、行き先がどんどん輝くから好きなんだ!
高校にはthe studentsの書道の作品が飾ってあるよ!私は何と書いたっけ。あった!
「茄子 あおフィ」
(茄子はピカピカそふぃあの特産物である。)
遠いアジアの国からやってきた此の芸術!書作品の、スマートな緻密さに心震わされて、私は書道に真剣さ。
でも、この頃。ハートの調子がおかしいんだ。
「あなたのハートは、破れています。」
病院で告げられたのは、『精神病』の診断だった。
私は病人なのね。悲しい。不安だな。
崖から突き落とされたような、其の夜。
足元が浮いてる感じ。支えがない。何も見えない。時間がものすごい速さで過ぎる。私は、私は、明日も命があるのでしょうか?
「病気を治したくば、“FI”で異性とお友達になりましょう。」
FI(エフアイ)は、此の国で一番進んだ技術を持って造られたところ、また、一番光の明るいところだ。
私は恐れつつも、お友達を作るのが楽しみだよ。ワクワクドキドキ。
「Fort of the Insertion」
グレーの色で備えられた施設名。私は其のグレーに、極彩色を見出した。
施設のロゴと同じ色のスーツで其の人は現れた。
「はじめまして。あおフィといいます。」
コンクリートのドレスをまとった私の言葉、浮いて、居場所が定まらない。
「よろしくお願いします。」
「あおフィ?可愛い名前じゃん。僕、何歳に見える?」
「27歳くらい?」
其の人、目を細めて、私のこと愛おしいみたい。
「書道が好きなんです。」
「茄子って書きました!」
「アテナイ出身です。」
お友達になりたくて、いっぱい自己紹介した。
「字、上手なんだね。」
「今年は茄子が豊作だね。」
「近いんだね。」
彼は私の話に合わせてくれる。
人とのコミュニケーションがこんなに楽しいなんて、知らなかった!!!!
…でも、でも。
彼はいつしか、私に関心を示さなくなった。彼の私を見る目は、生命の震えが止まっていた。
緩やかな絶縁…。悲しいけど、FIではよくあることらしい…。
夢の中!靴の音が、私の歩調から遅れてくるよ!!!
それから、夢と現実の区別がつかなくなって、何人の男性と出会っても、誰ともお友達になれないのが続くよ。
外界が、ピカピカの雨が恋しい。私のハートはいつ治るの。
苦しい!苦しい!!!
マッドな青の涙が、其の人を呼んだみたい。
「あおフィ。君の病気が治りますように。」
嗚呼…此れが友情。
劇的な出会い。其の瞬間、ピカピカそふぃあは滅び、ナイフで切ったように、古代と現代が分かれた。
闇に飲み込まれ此の国は消えて、だけど歴史は失わないんだよ。
人々は忘れない。
私のハートは、真珠か土星か、みんなを統べるところへいって、ずっと輝いていくのさ。
其のシリアスな儀式AT古代ピカピカそふぃあ うんこガール・いる @emperorunkogirl
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