6 引き換えに手に入れたもの
絶望と悲しみ故に心が壊れ手に入れたもの。
それは、愛ということに対する考えの変化でした。
私には人を愛する資格がない。私みたいな人を愛してくれる人はいない。安い愛に引っかかっちゃダメ。
この頃から、私は自分の思うまま、恋人との付き合い方を考えました。
私は見つめ直すと、思ったよりクズ人間でした。(笑)
まず、お出かけが嫌い。LINEも嫌い。2人で毎日会うのも面倒。寝る前の電話も嫌い。高額なプレゼントも嫌い。大好きって言われるのも嫌い。甘えられるのも嫌い。
そう、人と恋愛をするのに全く向いていなかったのです!!
よく付き合ってたな!!!
家が大好き。LINEに関しては極力文字との会話は避けたいのです。感情が読み取れないから。寝る前の電話は睡眠時間削ってまでする事じゃない、ブランドものに興味が無い。大好きって言われたら気持ち悪!!ってなる。甘えられたら気持ち悪!!!ってなる。
まさに恋愛不適合者。
そして、人を愛するということの重みを知りました。
人と付き合うということは、相手の人生の時間にお邪魔すること。結果的に荒らして別れるだけなら、なんて無駄な時間なんだろう。そう思うと人のことを好きになるのが億劫になりました。
崩れた心は強くなる、なんてうそです。
傷ついて強くなるのもうそです。
人の心は1度壊れたら戻れません。割れたガラスもそうでしょう。それと同じなのです。
彼とSちゃんは、二度と戻らない人の心を平然と壊していったのです。
友達に恋人を取られたっていうアレ、結構キツいんだぜ 世紀末パンダ @panda0411
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