特殊テロ対策部隊コンドル14 それは夕霧は気の毒にと言うと、いいのです私ばかり変なお客を押し付けるのですよ、今日は誰を押し付けられそうににったのと聞くと、日銀総裁の城里さんですよと


特殊テロ対策部隊コンドル14


それは夕霧は気の毒にと言うと、いいのです私ばかり変なお客を押し付けるのですよ、今日は誰を押し付けられそうににったのと聞くと、日銀総裁の城里さんですよと言うので、

ああ、あの学者先生かと言うと、ちっとも面白くない話しをするのですよというので、ほうどんな話しと酒を飲み干すと、日銀のすぐ前に平将門と言う人が祀ってあるが、彼は、

非常に頭のいい人で、


ある時家来がカマがないのでご飯がたけませんと言ったら、それならなべで炊くのだと言うと、さすが殿様と家来が感心したそうだというんですよ、バッカみたいでしょうと言い、

どうしてあんな所に祀ってあるんですかと聞いたら、一言知らんですって、それなら平将門なんて持ち出さなければいいではないですかと言うので、城里さんもどうしてだろうと、

思っているのだろうと言うと、


先生は知っているのですかと聞くので、あそこは元々神田明神のあった場所だよ、今は御茶ノ水にあるだろう、ご神体は平将門なのさというと、なぜなのと聞くのでこの辺一帯は、

平安時代に平将門の領地だったのさ、ある時期に天候不順で大飢饉がおこり、国府、朝廷の出先機関に米を放出するように依頼したのだが、役人は人が飢え死んでいるのに知らん、

顔していたそうだ、


この国府には飢饉の為の米が蓄えられていたのだが、役人が懐に入れていたわけさ、そこで怒った平将門が無理矢理倉を開けさせ領民を飢饉から救ったそうだよ、これを朝廷がか、

ってに倉を解放したとして、近隣の豪族に将門を討伐するように命じたが、将門は戦の名人で誰もかなわず、みんな将門に従う始末となり、朝廷をしのぐ大きな勢力を持つように、

なって行き、


領民は無体な事をしない将門に感謝していたそうで、困った朝廷は藤原秀郷に討伐を命じたが、藤原秀郷は平将門が京都の朝廷より優れた人物ならこれに味方しょうと会いに行っ、

たそうだ、そこで見た将門は非常に優しくて温厚な人物なので、この人が関東に第二の朝廷を作っても上手くいかないだろう、なぜなら、君主たるものは非情な心を持っていなけ、

れば、


内乱が続き滅びるので器ではないと判断したが、到底平将門には勝てないので当時としてはやってはいけない手を使う事にしたそうだ、それはこの時代は兵士は殆んど農民で通常、

は農業をやっており、田植え時期と刈り取り時期には戦はしない取り決めだったのだが、農繁期に藤原秀郷は兵2000で攻め込んだそうだ、家来が兵を集めましょうと言うと、今は、

田植え時期だ、


この時期に田植えができなければ農民は秋に米を刈り取る事ができないので、自分達だけで戦おうと言いたった50騎で迎えうつ事にして藤原秀郷と対峙したのだそうだ、たった、

50騎といえど強敵で藤原秀郷は中々侵攻する事はできなかったそうなのだ、そこで一旦引いて相手の陣地が風下になるのを待ち一斉に弓矢を放つと将門軍の弓矢は風下の為届、

かず、


将門軍の騎馬武者は次々と矢にあたり討ち死にしてしまった、配下が一旦引き上げましょうと言ったが、いや、我に運が無かっただけだと馬にまたがり突撃すると敵陣は大崩し、

たが一斉に矢を射掛けられついには一本の屋が将門の眉間に当たり、うまから落ちて敵に討ち取られてしまったそうだ、藤原秀郷は首を塩づけして京都に送ると、三条かわらに、

さらし首になったが、


一晩のうちに空を飛んで今の場所まで飛んで来たそうだ、それで朝廷は平将門の祟りがでないように、そこに神田明神を建立して霊を慰めたと言うわけさその後神田明神はお茶、

の水に移転したが、ここに何かを作ろうとするとそれに係わった人が次々と死んだり、ケガしたりするので、祟りを恐れて祀ってあるのだよ、明治以降も日銀を作った時に移転、

工事をやろうとしたら、


ヤツパリ工事をしていた人が材木の下敷きで死んだり、ブルドーザで整地しょうとすると暴走して人が死んだりしたので、やつぱり、そのままにしておく事になり現在に至ると、

いうわけだよと話すと、すご~い、霊なんて本当にいるんですねと言うので、お参りしている限りバチは当たらないよ、かえって力をくれると思うよと言ったのです、なるほど、

と酌をするので、


さくらもと注ぐと飲み干し、こうやって先生のように話してもらえば楽しいのにと言うので、こんど城里さんに教えてやればいいよ、感心して毎日さくらに会いにくるかも知れ、

ないと言うと、勘弁してくださいよと笑ったのです、時間が遅くなりそろそろ行きましょうと言うので、後の座敷はと聞くと、残念でした何も入っていませんと言つて立ち上、

がるので、


連れだっていつもの居酒屋に行くと、大将がさくら姉さん先生とは久しぶりですねと言い、こ上がりに案内して吟醸酒をだしたのです、2人で乾杯すると、昨日もご苦労様です、

まだまだ引退は無理ですねと笑うので、ダムを人質に取るとは夢にも思わなかったよ、無差別に人を傷つけて何が面白のかさつぱりわからん、ヤクザよりひどい連中だと言うと、


きっと生まれてからこれまでの間に、人に言えない何かがあるんですよ、先生とさしで勝負をして負けた時に初めて更正すると思います、今回純子さんが殺す事も出来たのに肩、

に当てただけで許してやった事に気がついていないのですよ、運がよかったとでも思っているんですかねとさくらが言ったのです、大将が今日は鹿児島のカツオの塩辛とブリと、

キビナゴの刺身ですと出したのです、


酢味噌でキビナゴを食べて久しぶりだ、これは美味い、美味いと食べると大将が喜んでいたのです、そこに夕霧が入って来て、いた、いた、私も仲間に入れてとこ上がり座り、

さくら姉さん今日はひどい目に会ったんですよと言うので、誰にと聞くと、あの城里さんですよ、ちっとも面白くない、アフターに行こうと言うので、お座敷があると言って、

逃げて来たのですよ、


先生を一人占めなんてずる~いと酒を飲み干したのです、夕霧も面白くないと思うでしょうと酌をすると、さくら姉さんめがけて来ているのですよ、こんどから、私にふらない、

で下さいと言うと、まいったなあ、なんであんな変わった人に好かれるのだろうと言うので、夕霧がそうですね、あの人達は何が面白くて生きているのだろう、不思議だわと言、

うので、


それはないだろう、お金を払ってわざわざ会いに来てくれるのだろうと言うと、さくらがまあそれはあり難いですがと酌をするので、飲み干し、面白い話を教えてあげればいいん、

だよ、そうすればちっとは面白い人間になるかもしれないというと、それでは先生面白い話を教えてと言うので、本当と嘘をおりまぜると話しは面白くなると言うわけだと言い、

メダカか一つでも面白い話は作れるんだよと笑ったのです、


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る