星の寿命
michibatanokoisi
第1話
「誰も気づいてくれない
もうここには誰もいないから
誰も守ってくれない
守る価値はないから
誰も隣にいない
きっと隣には誰もこれないから
でも僕は僕だけはここにいる
例え誰からも求められてはいなくても、例え意味がなくても
僕だけはここに居続ける
もしかしたら最後に誰か来るかもしれないから
もう時間だね
だんだんと壊れていく
でも僕の一部一部はこの広い世界に新たな命を創る基盤となる」
そんな声を『僕は聞いた』
僕たちの築き上げてきた時間は彼にとってわずかな五分にしかならないらしい。
あぁ、これは叫びだ。悲痛でも苦痛でもない懇願の叫びだ。
これが最後の5分にならないよう命を支える
とある星のとある人間のとある願い...
星の寿命 michibatanokoisi @michibatanokoisi
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