第723話 健太の初めての子供? (1)

「あっ、あん、ああっ。健太ぁ~。いや、あなた~。居て、居てくれるでしょう? 私達妻を置き。置いてぇ~。いや、捨てていかないわよねぇ。あなたぁ~?」


 女王アイカは相変わらず、一度捨てられた。


 離婚届けを送りつけてやる! 離別だ! ウォンに返す、もういらないから返品すると告げられた主、健太からの許しを得て、復縁の許可をもらえばいつもの彼女──。


 健太の大好きな、【ツンデレ】、サディスト的な女王さまへと戻り。


 自分達妃を放置して度に出たい。


 冒険をしたい。


 自分自身がこの世界にきた本当の理由わけは、健太が産まれ育った世界、日本の異世界ファンタジーなアニメ、マンガ、ライトノベルに出演する。


 主人公、ヒーロー達のような冒険をしてみたいのと。


 若しくは?



 今のような一国の女王の許へと婿養子や、妻が容易をしてくれている国の王になるような、用意周到された物ではなく。


 健太自身の技量、冒険をして、小さくてもいいから、自分自身の力で国を興したいといった願望を叶えたいと。


 妃達二人が聞けば顔色を変えるような、って。


 顔色を変えたのは女王アイカだけであって、女神シルフィーの方は。


『いかせてやれば、いいのでは?』


 と、彼女は言葉を漏らして終了……。



 只今断固拒否をしているのは、怒る! 憤怒する! 怒りをあらわにして怒鳴りつけても聞く耳持たない主、健太だから。




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