第547話 女神様は? 日本の近代的魔法道具に驚愕……(45)

 ……と、いうことはやはりしないのだ。


 この物語を読み見ている者達は知っての通りで、彼女は彼の年上女房……。


 そう~? 姉さん女房と言う奴でもあり。健太自身の口から直接、『愛している』と、『女神さまは僕の妻だから』と、直接言葉を……。結婚のプロポーズを貰い。美と時の女神シルフィー自身も了承した上に。もう彼女自身が? こんなにも優艶に甘えられるほどの二人は仲の良い夫婦なのだから。美と時の女神シルフィーは? 健太へと遠慮をする訳でもなく。


「はぁ~? あなた~? 私(わたくし)にはあなたの言っている意味が全く訳わかりません~? 『お味噌汁』とあなたが~。呼んでいる物は~? 汁物なのでしょう~? ならば~? 『お味噌汁』もスープと私(わたくし)が呼んでいる物と同じでしょうに~? 可笑しなことを私(わたくし)に言わないでくださいませ~。あなた~? わかりましたか~?」と。


 美と時の女神シルフィーは? 自身の主である健太を『ウム』も言わせず一喝──! 荒々しく告げる。


 ……だけではないのだ?


 自身の主さまの肩に食らいつくのだよ。


『ガルル』と、狂犬のように唸り声を漏らしながら。

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