第539話 女神様は? 日本の近代的魔法道具に驚愕……(38)

 彼は? 未だ幼い男の子ではあるのだが。美と時の女神シルフィーへと、ちゃんと紳士的な振る舞いをおこなう。


 と、なれば?


 彼の女神さまは、歓喜──!


「あなた~。ありがとう~」


 と、大変に嬉しそうな声色を使用しながら。自身の王子さまへとお礼を告げる。


 ……だけではない?


 そのまま? 彼が丁寧に用意をしてくれた椅子へと直ぐに、彼女は腰をおろす訳ではなく。


 そのまま? 美と時の女神シルフィーの大好きな王子さまへと抱きつき、ハグをする。


 ……だけではないね~?


 彼女は自身の嬉しさを身体で表現……。


 それも? 傍から見れば大袈裟過ぎる程の喜びを、自身の身体を使用しながら嬉しそうに表現をするのだ。


 そう~? 彼女の愛する王子ささまの頬へとキス……。


 それも? 美と時の女神シルフィーは? 王子さまの頬や首筋にキスの雨嵐を降り注ぐのだ。


 女神さまは嬉しさのあまり自身の身体を……と、いうよりは?


 彼女の年齢とは不釣り合いなほど、艶やかに輝唇を使用しながら嬉しさと感謝を表現するのだ。


 でッ、最後は? 女神さまは~? お決まりの如く~。王子さまの可愛い唇へと、自身の唇を重ね──。自分自身の王子さまへの感謝と愛情を示しながら深々と堪能をするのだ。大人の接吻と言う奴を二人はおこないながらねぇ~。

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