第486話 女神さまの異世界日本の我が家?(10)

 と、なれば?


 美と時の女神シルフィーが、自身の脳裏で思うことは?


(あっ、あれ? 私の王子さまが? 私の足を御所望し、堪能したいのだと思っていたけれど。それは? どうやら私の勘違いだってみたい~)と。


 彼女は、世間一般では、ごく当たり前のことを思うし。


 そんな彼女の心の声を聞いた我等も? 美と時の女神シルフィーの美しい顔よりも。彼女の小さくて華奢な足の方が好みだ! と、申す者など。この世にいるのか? と、思うぐらいだから?


 美と時の女神シルフィーは? 幼い彼女の主さまに、自身の足を差し出し、堪能をさせるような、特殊な行為を趣味に持つ者でなくて良かったと我等も思う。


 だって~? 今彼女の面前にいる幼い主さまは、健太であり。美と時の女神シルフィーの生涯の伴侶になるのだから。これがきっかけで? 彼女の主さまが? 他人よりも少し変わった趣味を持つ人物へと成長しなくて済んだのだからと我等は安堵する。


 と、同時に?


 美と時の女神シルフィーは?


 自身が履いていた木製の靴を不思議そうに見る主さまに?


「あなたは~? 木製の靴を始めて見るの~?」と。


 彼女も不思議そうな様子と声色で、自身の主さまへと訪ねた。

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