　と、なれば？

　彼女？

　そう～？　幼い健太の永遠の伴侶となった幼いエルフの少女……。美と時の女神シルフィーの口から自然と「きゃ～」と、驚嘆が漏れる。

　まあ、当たり前のこと……。

　だって？　彼女の幼い主さまが急に、手頸を強く握り、強引に引っぱりながら走り始めるのだから。シルフィーが驚愕をするのは当たり前のことだと、我等も幼い二人の様子を見ていて思う？

　でッ、そんな様子……。

　そう～？　幼い健太に強引に、自分の細い腕を引っ張られている女神シルフィーなのだが？　彼女は相変わらず？　自分自身が何処にいくのかわからない状態なのだから。動揺、困惑しながら走っている状態……。

　う～ん、でも～？　彼女も～？　このまま沈黙を続けながら、健太の後を追い走り続けるには不安がある。

　だって～？　女神シルフィーは～？　この夢の中の世界……。

　そう～？　彼女が深い眠りから覚めれば、また卑しい身分……。大人達の慰め物となる訳だから。

　自分の大変に幸せな夢の中では、大変に不幸な自分の身の上……性玩具（おもちゃ）になりたくはない。

　だから？　自身の腕を強引に引く健太……。幼いけれど？　彼も男性……。

　と、なれば～？　この世界でも彼に奴隷市場へと連れていかれて、自分が売れられてしまうのではないか？　と、彼女は自身の脳裏で不安……危惧するのだよ。

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