第466話 出逢い……(23)

「もう~、駄目よ。駄目よ~。あなた~! こんなことをすれば~? 私に優しい~。あなたが~。病にかかるから~。駄目よ! 駄目~!」と。


 いくら健太の女神であるシルフィーがこんな感じの諫め……。


 それも~? 彼女自身の両手、肢体(身体)を使用しながら。幼い夫(彼)へと、シルフィー自身が衣服を着ることを拒んでみせても。


 健太は相変わらず、自身の女神さまへと、朝陽のような笑みを浮かべ、投げかけながら。


「僕はいいから~。大丈夫~。大丈夫だから~。僕の女神さまの方こそ~? 早く服をきてよ~。お願いだから~」と。


 女神シルフィーへと大変に優しい言葉……。


 そう~? 自分の産まれ育った世界では、不幸極まりない生い立ち……不幸な環境下……。男(大人達)の性欲を押さえる為の性玩具(おもちゃ)として、不幸な生活を送るシルフィーのことを健太(年下の彼)は? 彼女が産まれて初めて人として優しく接してくれたのだよ。


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