第461話 出逢い……(18)

 自分自身の華奢な腕を、オスらしく強引に引く小さな腕が遊具……。滑り台で遊ぼうと誘う年下の男の子に対して、エルフの美しい少女ことシルフィーは? 彼……。幼い頃の健太の、シルフィーへの第一印象の通りに天使……。


 いや~? 女神の微笑みを、幼い健太のオスとしての望み通りに投げかけながら。


 彼女は、「うん」と頷き返事を返し。健太の誘いに身を任せ──。公園で楽しいひと時……。


 そう~? 自身の産まれ育った世界の国では、男性(大人)達の性玩具(おもちゃ)と化している身の上の、幼いシルフィーが産まれて初めての歓喜──。


 そう~? 彼女の初めての幸せと喜びの時間(ひと時)なのだが?


 幼いシルフィーは? これは? 自分自身の夢の中……。幼い健太との戯れは、夢幻だと思っていたのだよ。


 う~ん、でもさぁ~?


 二人の公園内での仲の良い戯れも時間(とき)が経てば?


 この日本のこの街自体も、段々と日が暮れてくる。


 となれば~?


 大人の達の性玩具(おもちゃ)である身の上のシルフィーは薄手……。大変に質素な着衣を纏っている状態だから。


 シルフィー自身が寒さで震え始めるのだよ。

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