第377話 帰宅(二部あとがき)(1)

〈ガン~!〉


 勢い良く屋敷──。ジャングル仕様の高床式の屋敷の扉が勢い良く開く──!


 と、同時に。


「ただいま~」と。


 女王アイカの高らかな声が、屋敷内に響き渡るのだ。


 だから我らは注目……。


 と、いうよりも?


 只今屋敷内にいるメンバー達も彼女に注目……。


 と、言っても?


 この屋敷は、主である健太以外の男性は、入室することができない神聖な場所……。


 女王アイカの屋敷件城なのだから。屋敷内にいるメンバーは女性ばかり。


 それも女王アイカの身内……。血族の者達しか暮らすことを許されていないので。只今屋敷にいるメンバーは、エこの国祭司──。丞相であるシルフィーを筆頭に、女王アイカの両翼の一人である妹のエリエ……。


 それら二人に続いて、シルフィーの実の娘であるオークとエルフのハーフ、プラウム嬢に、女王アイカの末の妹であるサラと……。


 あれ? 女王アイカの従兄妹であるウルハの姿はないようだ?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る