第7話 羞恥心が無くなった僕(2)

 そう、この集落の酋長である女王アイカの寝所だと思う。思われる部屋で、今日から自身の婿殿である健太と夫婦水入らずで、仲良く使用をするはずの部屋、室内だから寝具も一つ若しくは二つあればよいはずなのに何故か室内には、この辺りに生息していると思われる野獣達の姿、容姿と言う奴が直ぐにわかるような毛皮の敷物なのか? 掛物と使用する物なのかはわからぬが数が。数の方がね。


 一、二、三、四個と四枚無造作に敷かれ置かれていると言うことは?


 この室内、寝所は、女王アイカと今日からこの屋敷、この部屋、寝所で彼女と共に自身の身体を熱く、火照らせながら夫婦仲良く毎夜を過ごす。過ごしていく二人の夫婦以外の者達の方もね。もう既にこの寝所を使用している。睡眠をとっている者達が健太と女王アイカを含めても最低二人はいると言うことになる。


 実際この部屋、寝所をぐるりと見渡して見れば、今日自身の婿を、男王、男酋長を迎えたばかりのはずの女王アイカの寝所にも関わらず。自身の夫である【可愛い僕ちゃん】こと少年健太の真横で彼女が優雅、艶やか、色艶的に只今着飾り。着衣をしている女王アイカのフェロモンたっぷりな緑色したふくよかな肢体、裸体と。あの傲慢過ぎる巨大な乳房、オッパイ隠すためのアクセサリーや腰巻、下のパンティーのような毛皮を加工した衣服、下着を入れる。しまう。片付けるための、沢山の竹細工なのか、木の皮を加工した物かはわからない。衣装ケース、衣装棚が、女王アイカが一人使用をするには少し数が多いいのでは? と、思われる物や。何か大きな木の葉を編み加工した篭も多々部屋の隅に無造作に放置している様子の、この部屋、寝所なのだ。


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