豚豚(トントン)拍子で進む話
凡人
第1話
私は豚である。そう、あの豚である
美味しくて脂身もちょうどいいあの豚だ。私はこの養豚場で楽しく生活をしている...が、私は知っている豚はいずれ食べられる運命であると...とんかつにされたり豚丼にされたり..いや、もしかしたらポークチョップの可能性だってある...でもそんなことは知っているし心底どうでもいい自分と同期の豚も先輩の豚もみんな美味しく調理された。先輩も同期もみんな牧場主である
田中に騙された「これから楽しいところに行くんだよ」とか言って先輩達を唆してトラックの中へ入れていった。
結局のところ先輩達は工場へ運ばれ美味しい食肉になってしまった...そんなことを考えているうちに朝になった私がいる豚小屋に不敵な笑みを浮かべた田中が来た「よし...みんな時間だよ」私はその田中の顔に恐怖を覚えた。そして無駄な抵抗はせずトラックの荷台の中に入りそして今私は精肉工場に向かっている。
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「ママ〜、今日の夜ごはんはなぁに?」「今日はたけしの大好きなとんかつよ」「やったー!ママ大好き!」
豚豚(トントン)拍子で進む話 凡人 @bonbon0611
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