第3話

「待って、田中くん!私と恋人になってください!」

珍しく女神が叫んでるけど

そんな事は置いといて!

とりあえずクラスメイトから逃げなければ!!


「俺はモブじゃなかったのかぁぁぁぁ!!

ひいいいいあいつら怖ぇぇぇええぇえ!

しかも速ぇぇぇえええぇぇぇええ!!」

先生が走るなとか言ってたけど聞かなかった振りをするぜ!!

俺はこいつらを撒かなければならないんだ!!

許せ!!


さっきぶつけた足がまだ若干痛むけどとりあえずトイレだ。

バタッ がちゃん

「ふぅ…とりあえずは安全か?スマホスマホっと」


ドンドンドンドンドン!!

まじかよ、あいつら速えよ。

撒いたと思ったのに。

「おい田中ァ!!どういう事だよ!説明しろォ!」

「そうだぞ!なんで女神がお前を選ぶんだよ!!高崎の方がお似合いだしイケメンじゃねぇか!」

「ちょっと肇くん!晴子に失礼じゃないの?!」


理不尽すぎないか?

「そんなん俺だって分かんねぇし!

俺の方が知りたいわ!」


しまった。トイレなんて逃げ場ないじゃないか。

どうすれば…どうすれば……!!

助けてくれ!G⚪︎⚪︎gle先生!!!

「おっけーG⚪︎⚪︎gle!トイレから逃げるにはどうしたらいい?!?」


「見つかりませんでした」


ですよねぇぇぇええええええ!!!!

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