ネリネ、「またあえる日まで」

音愉快孝一

最後の5分

「俺は絶対に君を……いや、お前を許さない、親友と思ってたお前がまさか……

ラスボスだとはな」

「残念だったな、お前達はこの世界で死ぬんだよ!」

「私達は死なない、あなたが死ぬのよ!」

「言いたい事はそれだけか、俺はお前達の戯れことに、付き合ってる暇はない、まず女から殺してやる」

「ふざけるな!」 

 怒りに肩を震わせ、タイムは刀を握る手にグッと力を込め、駆け出し渾身の技をヒットさせた。だが、それを簡単に受け止けられ後ろにふきとばされる。

「なんだ? そんな技で俺を倒すのか?じゃ、今度はこっちの番だ」

 そう言うと、ミツはタイムの視界から消える。

 すると、タイムはすでに斬られていた。

(いつ…俺を斬った!?何がどうなってる)

「タイム!大丈夫?」

 エーデルが心配をしてくる。

「あぁ、大丈夫だぜそんな心配すんな」

タイムは強がるが、立ってるのが精一杯だ。

 そして、タイムは呪文を呟きはじめる。

(あの技を…使うか…エーデルごめん)

 タイムが呪文を唱え始めると、周りの空気が変り始め、更にはタイムの傷口が塞がっていく、その光景をみたミツは攻撃をしかけてくる。

「早く諦めろこれで最後だ!」

「それは…どうかな」

 そして、タイムはその攻撃を読んでおり、ミツの速さを上回り、ミツの背後に回り込み斬りつけ

 そして、タイムは覚悟を決めミツの心臓を突く。

「くらえ!心砕ハートブレイク!」

ミツは、まともにくらいその場に倒れる。

すると、タイムは最後にミツに聞きたい事を聞く。

「なぜ……ミツは俺達を裏切った」

 すると、意外な答えが返ってきた。

「俺は…お前の体から神との契約で得た技と、神を出そうとして裏切った」

「なんだ…知ってたのか…なら俺がどうなるかも」

「あぁ知ってるよ、あの技を使ったら元の世界に帰れない」

 それを聞くとエーデルはショックで、涙が止まらなくなりタイムに聞く

「じゃ、一緒に帰れないの」

「その通りだ、だから帰れエーデル」

 そう言うと、タイムは異次元の穴を作り上げ、

いきなり、キスをしてある物を渡す。

「これはなこの世界の花で『ネリネ』花言葉は『また会う日を楽しみにだ』元気でな」

 いつまでも泣いても仕方ないとエーデルは涙をふき笑顔でいう

「タイム今までありがとう、楽しかったよ私からもね言わして愛してるよ、最後に『また会う日を楽しみにね』」

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ネリネ、「またあえる日まで」 音愉快孝一 @rion1010

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